ユーロピアン選手権 ③ | BLACK × SHIGETO

BLACK × SHIGETO

曲技飛行士の日記

8月2日、

選手権2日目。

今日は朝9時に初の全体ブリーフィング



ここで1時間半ほど様々な説明が行われます。
そして最も大事なフライト順の抽選も。

自分は50名のパイロットのなかで8番でした。



ということですぐに自分の番がまわってきました。

毎回どのコンテストでもそうですが、パイロットが1番初めに飛ぶのは規程演技です。

規程演技はわりと簡単なものなんですが、1回目の飛行は最も緊張する、またはストレスのかかるものです。
その点ではコンテストで1番難しいプログラムと言えます。

自分もまだコンテストでは余計なプレッシャーが邪魔をしてきます。
いつも通り飛べば良いスコアが出るとわかっていても自分でそれを阻害しているんです。

今回も自分にじゃまされてしまいました。

コンテストで集中してうまく飛べているときは時間感覚が遅くなりますが、
今回は若干早く感じられました。
これはつまりあせって飛んでるってことです。

ジャッジ席で見ていたジルから言われたんですが、
「水平直線飛行中のハーフロールをきちんと止められないなど練習ではありえないようなミスをしている、それは君がラッシュしてるからだ」と。


いままで練習中にはほとんどないようなミスをたくさん出してしまいました。


うーーん、

もったいない。

自分のいつもの飛び方をジャッジに見せられないのはもったいない。




規程演技を飛び終えたことで、

自分のプレッシャーはすっかり消えました。

これで次回のフライトからは普通に飛べます。


規程演技でいかにストレスをなくすか、
自分をねじふせてやらなければFAIコンテストでは勝てないでしょう。





(日本はリトアニアとの共同テント↓ 左隣はポーランド)


今回リトアニアチームは2名のパイロットがホワイトタイガーカラーのSu-26を使って出場しています。そしてコーチとしてユルギスがきていました。

(シマウマ??かとも思ったんですが、トラですトラ。今日もよくオイルをたらしています↓ 大変ですね星型エンジンは。。。)



一番の大所帯はウクライナとロシア↓ それぞれ8名ずつのパイロットを送り出してきています。
大会会場などで各国の選手たちと話をしますが、やはりフランスの選手層、そしてジャッジ陣の層の厚さは郡を抜いています。一国の大会でアドバンスド以上のカテゴリーだけで50名のパイロットがエントリーしてくるフランスは異常とも言えます。