我家では相性が悪いのだろうか。

どれほど細心の注意を払っても、結局数ヶ月でピリピリしたヨーグルトになってしまう。

こうなると、何度種継ぎしても元にもどらないし、日を追うごとにピリピリ感が強くなり、

食品として口に入れるのも憚られるレベルになってしまう。

 

 

ホエーだけで培養し、また一からスタートする気力も無い。

ヨーグルトなんてスーパーでいくらでも特売で買える。

買ってくればそれで済むのだが、何とかならないだろうか。

 

 

もう、ダメになっても良いと思いながら、培養のために牛乳を温める。

そこにヨーグルトの元種を投入。

 

 

ふと牛乳パックの裏を見ていたら

「低温殺菌」の文字が飛び込んできた。

 

 

雑菌って、温度を上げたら死なないのだろうか?

ダメで元々、一旦温度を52度まで上げてから保温培養する。

 

 

5時間後・・・・・・

 

 

 

見事に固まった。

やや酸味もあるか、ほとんど元のままだ。

たまたま、トルコのヨーグルト菌が52度まで耐えられるしゅるいだったのだろう。

他の市販のヨーグルトで同じようにできる保障は無いので、一言お断りしておきます

 

 

 

その後何度も種継ぎするが、状態は保てている。

 

 

エジソンは電球を発明するまで失敗を7000回以上したそうだ。

私はわずか数回で成功へ導かれた。

 

こんな偶然が明日のヨーグルトの世界を開くのだろう。