⭐︎4.3/5
バットマン誕生の物語。
渋めなBGMの効果もあって、ラストまでシリアスな雰囲気で進んで行く。
アクションあり、サスペンス要素もあり、私的にめちゃくちゃ丁度いい〜割合だった!
冒頭からいきなりバットマンが登場するのではなくて、バットマン誕生までの経緯を丁寧に物語にしてる。
クリスチャン・ベイル演じるブルース・ウェインが、幼い頃に井戸に落ちコウモリに襲われたこと、両親を目の前で殺されてしまったこと、これらが大人になった今もトラウマになっているという幼少期からの背景が描かれている。
なんでコウモリを選んだのか。それは《敵にも同じ恐怖を与えるため》って言ってたのが印象的。
バットマンが正義の象徴となって、悪の抑制につながって欲しいという願いも込めたんだろうな。
アルフレッドとフォックスの2人がかなり有能!バットマンを全面的にサポートする心強い存在だった。
また2人とも優しくて穏やかなんだよね。ブルースの事を本当に大切に思ってる気持ちが伝わってきたし、彼の成し遂げたい事、計画とか全てに寄り添って協力してた。
特にアルフレッドはブルースのプライベート面でもサポートしてて、心から信頼できる味方って感じだった。
この2人がいなかったらバットマンは成り立たないだろうなってぐらいの存在。
バットマンの装備、マスク等完成させていく過程が面白い。実戦で使ってみながら、よりよい物に改良していく。賢くてモノづくりが得意な所は、アイアンマンに通じるものがあるよね。
スケアクロウ役のインテリキリアンが良き良き良きで大満足!
マフィアと組んでる精神科医っていう役どころ。
眼鏡かけてるの良いよねぇ〜〜〜
かけたり外したりしちゃって。しかもスーツ着てたし。
うん、最高です...!
までもやってることは最低最悪で、冒頭に出て来た青い花から毒薬を作り、マフィアに流してる。
このクスリは幻覚剤の一種で、吸い込むだけで発症してしまう恐ろしい代物。
自分たちの邪魔をする人たちとか用済みになった人には特に高濃度のクスリを吸わせて二度と正常な精神に戻らないようにしてたんだけど怖すぎ...!
ブルースのお屋敷にバットマンのための設備を整えた隠し部屋があるんだけど、やっぱり隠し部屋ってワクワクするぅ〜〜。
部屋への入り方がピアノの特定の鍵盤を弾くっていう方法だったんだけどこういう細部の設定を見るのも楽しい。
悪を撲滅するために正義が現れる、それによってまたより強い悪も誕生してしまう。次作でジョーカーが現れることを示唆して物語は終わります。
今作の悪役、リーアム・ニーソンの演技も良かった〜〜
警官ゴードン役のゲイリーも良かった!タンブラーをおそるおそる運転するシーンがちょっと可愛いらしくて好きだった♪