月に囚われた男(2009)
 
 
 
 

⭐︎3/5

 
 
 
 
サム・ロックウェル祭り!!サム・ロックウェル好きにはたまらない一作ですね。ほぼ登場人物一人と言っても過言ではないくらい。
97分間ずーっとサムを眺めてる感じ。まつ毛が長くてフサフサだなぁーて思いながら見てた。(集中しよ?)
 
 
 
地球のエネルギーが足りなくなって、月の裏側で採集可能な《サラン》っていうエネルギーを代用しているという設定。
サムという役の宇宙飛行士が3年契約でたった一人月で任務をこなしているうちに事件が起こって...あと2週間なのに、無事に地球に帰れるのか?!というストーリー。
 
 
 
見終わった直後の感想としては、もっと詳しく説明求む!!って感じかな。
クローンを作る事にした経緯とか、何故ロボットじゃダメなのかとか、クローンの作り方とかも見たかった気もする。
 
クローン元のサムが現在どうなってるのかもすごい気になった。
 
 
 
サムの相棒、ガーティの存在がとても良かった。AIロボットなんだけど小さいモニターが付いててそこにニコちゃんマークみたいなのが映るの。AIの感情に合わせて表情が変わって🙂🙁可愛いかった。
サムのたった一人の相棒だから、毎日サムに寄り添ってあげてて優しかった。
 
 
 
自分がクローン、しかも会社から使い捨ての駒として扱われてるって知ったらどんな感情なんだろう。
このサムはそんなにパニックとか起こしてる様子には見えなかったけど。幻覚が見える程疲労してたっていうせいでもあるのかも。きっと自分そっくりの自分みたら混乱起こすよね。
 
 
 
地球に着くまでの3日間、深い睡眠状態にしてくれるっていうマシンが完全に棺桶の形だった...!モニターの映像見てたらさ、その中に入って「では行ってらっしゃい」て見送られた後、粉々になってなかった?!一瞬でふぁさ...!って塵みたいになってたんだけど怖すぎ。
 
 
 
それからサムがアラームにしてた曲、なんの歌かは分からないけど歌詞が「俺はこの世にただ一人〜」みたいな感じでさ。クローンが聞くには切ない歌だった。
 
97分でサクっと鑑賞できる宇宙ミステリーでした。