ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019)



⭐︎4.3/5





ジャンル的にはクライムサスペンスなのかな?ミステリー要素もある気がするけど。

そもそもサスペンスとミステリーの違いが覚えられなくて毎回調べてる気がする←

それからクライムミステリーとかいうジャンルもあるみたいでもうワケ分からん...!なんて思ってたらポスター画像にノンストップミステリーて書いてました。




とても面白かった!屋敷の主であるハーランが首を切って死んでる状態で見つかって、状況的に自殺かと思われたんだけど、ある探偵がやって来て真相を明らかにしていく物語。




この探偵役がダニエル・クレイグで。

めちゃかっこよーーーー渋オジって感じ。

そんで目がめちゃくちゃ透き通ったブルー!!!

名探偵だけあって全然メモ取らない。淡々と質問していく感じでスマートな推理の仕方だった。




初めは犯人も分からない状態→ハーランの専属看護師マルタが犯人だと分かる→実はもう一人真の犯人がいた

って感じでストーリーは進んでくんだけど、全然予想が付かなかった。私こういう系のお話し見てて犯人とかトリック当てられた事ないんだよね...だから毎回純粋に楽しめる。当てられたり、ピンときたりする人って凄いよね。




看護師マルタが嘘をつくと嘔吐症状が出てしまう体質で。《嘘をつけない》から探偵から根掘り葉掘り家族の事を聞かれるんだけど、この体質が事件を紐解く手がかりになってて斬新だった!




マルタは真面目に仕事に取り組んでて、ハーランから絶大な信頼を置かれてて。看護師としての仕事以外にも、友人として共に時間を過ごしていたほど。控えめな態度で見てる人も好印象を抱く様なキャラ。

その一方で家族たちはみんな知られたくない、ゲスい秘密を持ってて。対照的で面白かった。そのお陰で、サスペンスだけどシリアスすぎない雰囲気で鑑賞できました。




それから応接間?に飾ってあったたくさんのナイフたち。ラストシーンでクリス・エヴァンスが選んだのが引っ込むナイフってのもめちゃ面白かった。きっと本物のナイフもあっただろうに。

マルタどこまでもツイてるよね...!ハーランに守られてるかのよう。

てか最初顔見えなくてその役がクリエヴァだって分かった時、「キャップやん...!」ってちょっと嬉しかったよね。




ハーランの遺言で、6000万ドルの遺産・所有してる建物とかの権利全てをマルタ一人に相続するって発表されて。

全てを手にしたマルタがラストシーンで、連行されるキャップを見送りながらバルコニーで飲み物飲んでるんだけどそのコップがハーランが生前使ってたやつでさ!ちゃっかり自分の物みたいにして使ってる...!

このコップに「MY HOUSE MY ROULES MY COFFEE」って書いてあって。「我が家 我がルール 我がコーヒー」って家の主に相応しいコップだよね。




遺産をびた一文ももらえなかった家族たちがバルコニーにいるマルタを見上げるシーンで終わるんだけど、あの後どうなったんだろう...もう少しだけ続き見たかった気もする♪