このブログでの1番の人気記事の再投稿です。
過去ブログでも何度か仙骨をあたためましょう!
とお話してきました。女性の幸せ&キレイを考えるうえで、「仙骨あたため」は外せない、必須項目です。ちょっと雑な言い方ですが、全ての女性におすすめです。
きょうは
- 仙骨の場所
- どうやって仙骨をあたためるのか
- なぜ仙骨をあたためるのか
をご紹介します。
【仙骨の場所】
まず、仙骨ってどこ?という方のために、場所からご紹介します。ご自分でぜひ触ってみてください。
図でみたいひとはこちら→仙骨の場所
ちょうどお尻の真ん中あたり、尾骨(尾てい骨)の上のプレート状になっているところです。体の要である骨盤の、そのまた要になる場所にあります。背骨の土台、上半身と下半身をつなぐキーになっています。まず、場所からして役割が多そうですね。
【あたため方:カイロをあてる方法】
とりあえず仙骨に「小さめの貼るカイロ」をあてるだけです。※大きいものより小さいものでピンポイントに仙骨にアプローチした方が効果的です。
仙骨専用のカイロも売ってます!
温めるときはピンポイントで温める方が効く、貼りやすい&はがれにくい、温度がちょうどいい、などの理由でこれがお勧め。
寝るときは外してね、などと説明書には書いてありますが、私は寝るときにつけてます(汗 ダメって書いてあるから人には勧めませんが。※妊娠中は次の手で温める方法がお勧めです。
【あたため方:人の手で温める方法】
周りに人がいるときは、これが一番安全で効果的です。カイロは妊婦さんNGと説明書に書いてありますが、これは妊婦さんにもおすすめです。私のクラスでもよくやります。陣痛の合間にやるのもお勧めです。
2人でやると楽です。
温めてもらう人は四つん這いになり、温める人は相手の仙骨(お尻の真ん中あたり)に手を重ねて優しく触るだけ。押したり引いたり動かしたりしないで、ただお尻の真ん中を触るだけです。個人差はありますが数分で温かくなるのがわかるはずです。時間を測ったりするとリラックス効果が激減するので、時間は気にしないで大丈夫です。
【なぜ仙骨をあたためるのか?】
仙骨をあたためるとこんな効果が期待できます。
※私は医者ではないので「治ります」とは口が裂けても言えませんが、やる価値はあると思います。
- 手足が冷えるとき、寒いとき
- 眠れないとき、イライラするとき
- 生理が辛いとき、生理不順、PMSなどの不調があるとき
- 腰痛、肩凝り、首の痛み、膝の痛み、坐骨神経痛、外反母趾、O脚、X脚などがあるとき
それにしても、どうしてこんなにすごい骨なのでしょう?
まあ、仙骨をあたためてくれれば、理由なんてどうでもいいのですが、一応書いておきます。
まず、場所が体の中心だからです。全身の要である骨盤の要です。背骨の土台としての役割、下半身の起点としての役割を果たしています。要所にあるので、重要な神経や血管が仙骨を通っています。
仙骨には、仙骨神経叢(仙骨から下半身へ向かう色々な神経の総称)というものが通っています。だから下半身のあらゆる不調に仙骨が絡んでいる可能性は否定できません。
もちろん上半身へ向けても骨盤内臓神経という内臓の血管を広げ、機能を高める神経が通っています。
同様に、全身の血液の流れの要所にもなっています。
体は生命維持に必要なところから優先的に血液を供給するようにできています。内臓が冷えているときには、手足を後回しにしてでも、内臓をあたためようとするのです。だからまず内臓が十分に温まっていなければ、手足に血液は流れないのです。だから末端の冷えを解消するためには内臓をあたためる必要があります。
仙骨をあたためれば先ほどの骨盤内臓神経に働きかけるので、内臓をあたためたことになり、手足に血液が流れ、温かくなります。だから冷えに効くと言われています。
骨盤内臓神経はリラックスに関与する副交感神経です。
眠るためにはリラックスすること&手足があたたかくなる必要があるので、眠れないときにも効果が期待できるわけです。
また、骨格的にも要になっています。背骨の土台なので、上半身のトラブルに、下半身の起点なので下半身のトラブルにもアプローチできる可能性があるわけです。
ほかにも、うつ、更年期障害など、仙骨を調整するだけであらゆるトラブルを改善しようとする人がたくさんいます。興味のある方は「仙骨 ○○(←ここに気になる言葉を入れる)」で検索してみてください。
これだけすごいところなので、名前もかなりエラそう。日本語では「仙人」の「仙」という字が使われています。「仙」には不老不死という意味があります。フランス語、英語でも「神聖な」という意味を持つ「sacrum(セイクラム)」。ドイツ語だとkreuzbein。 kreuz=「十字架」+bein=「骨」です。もうここまでくると神の領域(笑
ということで、長くなりましたがとにかく仙骨をあたためてくださいね。
過去の「仙骨あたため」に関する記事はこちら