女性ホルモンの波を見極めるときは、植物を育てるときになぞらえてイメージするとわかりやすくなります。


だいたい、こんな感じです。


1)妊娠前(結婚前も含む)=豊かな土壌をつくるとき

2)妊娠 =畑に種をまいたとき

3)妊娠初期=種から双葉が出て、本葉が数枚出る程度まで

4)安定期=植物がどんどん成長する時期

5)臨月=花が咲き、実がなるとき

6)出産=実が割れて地面に落ちるとき

7)出産直後~産後1、2か月=畑から作物を抜いて、土壌を休ませるとき

8)産後1、2か月~1年=土壌を休ませながら豊かな土壌をつくる時期



妊娠前から妊娠の準備をする必要性は前回書きました。

★前回の記事はこちら→結婚・妊娠・出産の準備をするタイミング

一言でいうと「種をまく前に畑を耕しましょうね!」ということです。


妊娠初期は、まだ小さな芽が出たばかりなのでとても不安定です。だから、ヨガも含めて運動は控える必要があります。体を冷やしたり、腰を強く打つようなことも当然避けましょう。


安定期はある程度植物が育ってきている時期なので、例えば植え替えをしたり、肥料をあげたりという「攻め」のお手入れができる時期です。だから経過が順調であれば、ヨガなどの適切な運動をしても大丈夫な時期です。


臨月に入ると、あとはもう「成り行きを見守る」くらいしかできなくなります。今更ジタバタする必要はないので、花や実の美しさを楽しみ、妊娠の楽しさを味わい尽くしましょう。


出産はいうまでもなく、新しい命が生まれるドラマチックなときです。実は自分で開けなくても時期がくれば自然に割れるものです。基本的には何もせずに、お医者様など周りの方々や自然の流れに身を任せましょう。


出産直後~産後1、2か月は大きな変化の後の休息のときです。この時期に無理に畑を耕したりしては土がやせ細るだけで、後でしわ寄せが来ます。できるだけ動かず、お休みをすることが肝要です。産後の心身の健康は、実はこの時期に休養が取れるかどうかにかかっています。


産後1、2か月~1年は、引き続き休養をとりながら、次の妊娠に備えるときです。このタイミングで、本来の立ち方、歩き方といった「自然な動き」「を身に付けると、いわゆる「子どもを産んだらきれいになった!」という状態になる可能性が高くなります。


ちなみに、年子を産む場合は、この時期にすでに妊娠をするということになる場合があるので、ママの心身のことを考えるとできるだけ避けたいものです。


畑も連作はきついので、中1年は休ませるのが王道です。



こういう風にイメージをしておけば、何か月目に入ったから○○をしなければ!というような機械的なところから脱出できるかと思います。


命を育むという行為は、頭で考え、知識を振りかざしながら、機械的にやることではありません。


また「いつも同じでいよう」という感覚が、いかにバカバカしいことかがご理解いただけるのではないでしょうか?



自然の流れに沿った妊娠・出産を楽しむには、自然をお手本にするのが一番です。


自然は常に変化をし、ベストタイミングを逃さないように準備をし続けているのです。



★次の記事はこちら→タイミングを逃した!と思ったら