こんにちは。


ヨガとは「結ぶ」という意味で、 「繋がって分かち合う」という意味だということをお伝えしてきました。


※詳しくはこちら→そもそもヨガって何???? <ヨガとは:その1>


ではどうすれば、「繋がって分かち合う」などという素敵なことができるのでしょうか?繋がり方のコツについて色々お話します。

人と繋がるというのはとても素敵なことですが当然、リスクもあります。どんなリスクかというと、


「人に引っ張られる」

「流される」


要するに「自分がなくなる」というリスクです。


あの人に会わせなきゃ!という気持ちが裏目に出て人に合わせすぎているうちに、自分が誰だかわからなくなる。


そうかといって、「自分の思いを通すんだ!!!」と思って繋がることをやめてしまうとどうなるでしょう?一人ぼっちのそれはそれは「さみしい人生」が待っているのではないでしょうか?


そう考えていくと、じゃあ結局、どんな風につながれば、自分を見失わないで周りとの繋がりを楽しめるのでしょうか?


人間関係で考えるとややこしくなりがちなのでわかりやすいように「音楽」で考えてみます。どうして突然「音楽なのか?というと、音には波があるからです。


私たちの心も体も全て「波」を持って動いているので波のあるもので考えるとわかりやすくなります。波のあるものはたくさんあるのですが、音は耳で聴くことができるからわかりやすいのです。調和しているか、ぶつかり合っているかがすぐわかる。そして「音を楽しむ=音楽」ですから、音楽について考えれば、どうやって周りと幸せに繋がることができるのか?を考えるヒントになります。


というわけで、試しに4人家族で合唱をしていると仮定して考えてみましょう。


パパがバス(男性の低音)

ママがアルト(女性の低音)

お兄ちゃんがテノール(男性の高音)

妹がソプラノ(女性の高音)


この4人がそれぞれが、自分らしく幸せに繋がっている状態とはどんな状態でしょうか?



そう、4人が美しくハモっている(=調和している)状態です。


では4人が合唱で美しくハモるにはどうしたらいいのでしょうか?


そうです。


まずは一人一人が自分のパートをしっかりやること。そして自分の音を生かしながら周りと合わせること、です。


とても簡単なことですが、これが「繋がり方のコツ」なのです。


なんだぁ、と思った人もいるかもしれませんがこれを生活の中で実践するのは意外と難しいです。家族の中の自分、会社の中の自分、ママ友達の中の自分…。色々なシーンで、「自分の意思をしっかり持って、周りと合わせる」ということができたら、素晴らしいですね。


自分や周りの人の幸せについて考えるときにとりあえず、自分や周りを犠牲にして幸せを手に入れるのではない。自分らしさを出したからといって、周りに迷惑をかけるわけではない、という考え方があるということをぜひお伝えしたいと思います。


ママだから、パパだからといって、自分を殺してまで家族に尽くす必要はありません。会社員だからといって、自分の信念を曲げてまで仕事をしなければならないわけではないのです。そんなことをしても、家族は喜ばないし、社会の役に立ちません。


美しい音楽を奏でるためには一人一人の声が必要です。

ママやパパが自分のやりたいことと向き合うことこそ家族や社会の幸せの第一歩だ、ということをみなさんと分かち合えたらとても嬉しいです。


だからタイトルの「自分を通す?or周りに流される?」の答えは「両方」です。自分の意思を持ちながら、周りと調和する。これがみんなが幸せに繋がるためのカギなのです。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


※続きはこちら→自分は何をしたいのか? 周りは何をしたいのか? <幸せに繋がるコツ:その2>