こんにちは。


先ほどの出産って痛くて怖いものなの?<その1> の続きです。


「痛い」の次は「怖い」について。


「痛い」とか「怖い」とか書いているだけで、なんとなく出産がいや~~~~なものに感じられてしまったら

ものすご~~く困るので、一応お伝えしておきますが、出産ってものすご~~~~く幸せなものです。新しい命が自分の中から出てくるのですから!


このことを忘れずに「恐怖感」についてお伝えしたいと思います。


ヨガの先生に聞いたお話で、わかりやすかったので私がマタニティヨガのクラスを担当させていただくときにも

よくこの話をさせていただいています。


恐怖について考えるために、こんな状況を想像してみてください。


自分&家族が草原に住んでいて、翌日にトラが家に突進してくる!という話を聞いた。


少なくとも日本に住んでいる限りはめったにない状況ですが、あくまで例えば…の話です。


ぜひ、きちんとなりきって考えてみてくださいね♪まず、最初にびっくりして「怖い!!!」と思いますよね?


「思わない!!」っていうツワモノの方は、そもそも、このお話を読んでいただかなくても大丈夫だと思います。そして、そのあとどうするでしょう?24時間、猶予があるわけですから、その間に「何とかしなくては!」と思う。そして、さっさと覚悟を決めて準備する。荷物をまとめて逃げるとか、家を頑丈にしてひきこもるとか。


そして、24時間後、無事になんとかなる。そんな感じでしょうか?




では、この流れの中で、「恐怖感がどう変化したか?」をみていきましょう。


まず、一番怖い!と思っていたのはいつでしょうか?




そうです。一番最初に「トラが来るとわかった時」です。このときが「恐怖感のピーク」です。


そして、「何とかしなくては!」と思って荷物をまとめたり、逃げたりしているときにはもう怖いとは思っていないのです。「怖い!!」ってずっと思っていたら、間に合わないですから。そんなヒマがないんです。


そんなことを思っている間に、さっさと今やるべきことをやったほうがいいのです。


これを出産に当てはめてみるといいと思います。もし、「明日産んでね!」と言われたらどうなるか?多分聞いた直後が一番怖い。でも、迷っている暇はないから、今やるべきことを必死でやるはずです。


覚悟を決めてパートナーに連絡したり、荷造りしたり、お風呂に入ったり…


こうなるともう、恐怖感はないはずです。やるしかないのです!


「出産する!」とわかってから、実際に出産をするまでの間が約8カ月あっても結局は同じことだと思うのですが、いかがでしょうか?


「怖い!」と思うことは悪いことではありませんが、長い間怖いと思い続けることは必要でしょうか?


赤ちゃんがお腹の中にいてくれる時間は限られています。そしてその時間はとてつもなく幸せな時間だと思います。「怖い!」と思っている時間を、


「赤ちゃんと一緒に過ごす幸せな時間」

「出産や子育てのための準備期間」


にできたら、ママも赤ちゃんも、周りの人たちもきっと幸せだと思います。


怖いか、怖くないかに関わらず、時間はどんどん過ぎていき、そして時が来れば必ず出産するのです。


お腹の中から赤ちゃんがいなくなってしまう前に今やるべきことをしっかりやる、そんな潔さが美しいのだと思います。


出産の真っ最中でも同じです。


良い陣痛を呼ぶ秘訣とは? <その1> でもお伝えしましたが、「過去にどうだったか」「未来にこうなってしまうのでは?」ではなくて


「今を楽しむ」

「今やるべきことの中に楽しみを見出す」


ということの素晴らしさを出産を通して味わっていただけたら、私もとても嬉しいです。


よく2人目、3人目を出産するママに「怖いですか???」と聞くと「そんなこと言ったって産まなきゃならないですから!」と潔くスパッと言い切るママが多いです。なんてかっこいいのでしょう。こういう女性が社会を下から支えているんだと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございました。