おはようございます。


下の娘の幼稚園が昨日で無事に終わり、きょうから冬休みです!


きのう、たまたま久しぶりにお会いした妊婦さんとゆっくりお話をさせていただく機会があったのですが、


「出産が近づいてきて、痛そうで、ちょっと怖い」とのこと。


なるほど…。みると、ちょっとお腹が張っているご様子。そりゃあそうですよね。


ということで、きょうは「痛み」「恐怖感」ということについて、その方に簡単にお話をさせていただいたり、一緒に考えてみました。出産を控えている方の気持ちが少しでも軽くなるようにと思い、みなさまにもご紹介させていただきます。


とりあえず大前提として、私はみんながみんな「自然分娩」で産まなければならない!とは思っていません。


「私痛いのは無理~~~」とか「怖がりなんです~~~」という方は、そういう方のために医学が発達して色々なことができるわけですから無理をしなくてもいいのではないかなぁって思います。


その辺は事前にお医者様や助産師さんに素直に相談するといいと思います。相談しておくだけで気が楽になることもありますから♪


きっと、ママが幸せだと思う方法で出産ができたら、赤ちゃんも喜んでくれると思います。だからみんな、「痛みに耐えてね~~~」ということではない、ということを最初にお伝えしておきます。



以下、「できるだけ自然に産みたい!」という方のためのお話です。


ちなみに同じ刺激を与えられた場合でも、人によって感じ方が全く違います。そして同じ人でもコンディションによって全く違います。出産は「痛くなかったよ~」という方も結構いますし、「痛いけど幸せだった」という方も多いです。


この差はなんなのでしょうか?


それは、刺激の強さが違うのではなくて、痛みに対する耐性が違うのです。そしてこの耐性は、「痛みに対してどういう気持ちを持っているのか」ということが大きく影響します。


痛みに対して強い人というのは、「痛み=嫌い」ではないのです。


「ああ、痛いなぁ…」とは思っているのですが、「痛いから何とかしなきゃ!!!」とジタバタするようなことが少ないのです。


これはどういうことなのか?を考えるために、痛みとはどういうことなのか??について考えてみましょう。私たちはどうして「痛い」と感じる能力を持っているのでしょう????


例えばもし無理な動きをしたときに「痛い!」と感じなかったらどうなるでしょう?


そうです。「自分が無理な動きをしたことに"気がつくことができない"」のです。痛い!という感覚があるからこそ、私たちは安全に暮らすことができます。だから、「痛い」と感じた時に「痛みをありがたく受け入れる」という気持ちをもし持てたら、多分「痛みに対する耐性」は強くなります。


とりあえずこの痛みは必要だからそのままやり過ごそう」「この痛みはちょっとヤバそうだから、病院に行こう」「この動きはこう工夫すれば痛くないかもしれないから試してみよう」などなど…


まるで「痛み」を自分の体からのメッセージのように受け止めて向き合っているのです。


そして、こういうことは個人差がありますが「練習」できます。ヨガではこういう練習をたくさんしていきます。


「こうやって動くと痛いなぁ」ということがあるたびに、自分との対話が始まります。痛みを避けるのではなくてと仲良くする。そういう考え方もあるんだなぁと知っているだけでも、何かが違うかもしれませんね。


ちなみに痛みは「体をゆるめて息を吐く」ことでかなり緩和されます。


注射をされるときと同じです。緊張して体を固めると、ものすごく痛いですが、ゆっくり呼吸していると、少なくとも緊張しているときよりは楽だと思います。


ヨガでは呼吸法の練習もたくさんやっていきます。



そして「痛み」には必ず波があります。


ずーっと痛いのではなくて周期的に痛いのです。歯が痛いときとか頭痛がするときなどがそうなのですが、痛みが強いときと、弱いときがありますよね?そして、病気でなければ必ずおさまります。


陣痛や出産時の痛みもまさにコレです。周期的に痛くなったり何事もなかったりを繰り返してそして、必ず終わります。


痛いと感じた時にこの「時間の流れ」を認識できるか?というのも大きいです。


出産の痛みの先に「赤ちゃんとの出会いが待っている」ということに思いをはせることができたら、「この痛みが何のためにあるのか?」が理解できたら、気持ちが楽になるかもしれないですね。


陣痛は「赤ちゃんへの応援メッセージ=プレゼント」のようなものです。


パパよりも、おじいちゃん、おばあちゃんよりも先に、赤ちゃんにプレゼントを送ることができるのはママだけです。ママであることに誇りを持って、この痛みを受け入れてほしいと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございました。


「恐怖」については次回にご紹介します。


※続きはこちら→出産って痛くて怖い? <その2>