相手の話をよく聞くこと。


それが人間関係を好循環させて

自分も心地よくなっていくし

相手もHAPPY。


でも、聞き方にもたくさんあって

気は遣ってるのに、傾聴できてない

相手は傾聴してもらえてる感がない

そんなことが多発している気がします。


なぜなのかな。話は聞いてるのに

なんかうまくいかないな

ということについて掘り下げて

考えてみます。


家族とのコミュニケーションで

気づいたのですが…


人は相手の話を聞く時に

先読みしています。


とくに話を理解するのが上手い人

聞き上手だと思われる人に

多いかもしれません。


先読みしてきっとこういう話だから

こう応えよう、相槌はこうだわ…

そんな事を脳が頑張ってくれている。


でもこれって、認知バイアス。

いわゆる決めつけに繋がる

危ういものでもあるんです。


特に相手が、話したいことや

それに対する感情を明確にしていて

話し手に答えが出ているもの。

そもそも話すことが

上手な人が相手の場合は

それでもうまく回る感じがします。


ところが、子どもの

あのね、それでね…という話や

夫婦間や友達のノリといった

阿吽でわかるだろうと

相手に甘えた状態で

本気でちゃんと話していないようなもの

になると…


途端にこの決めつけ機能が

働き出します。これがまた厄介で

負荷がかかるくせに

事実よりも自分の価値観による

思い込みを優先するので…


それは悲しいな、嬉しいよね

ムカつくね、それはこうすべきじゃないの

とモロに過去の体験やら価値観で

ジャッジをしてしまうので


相手の意図するところと違う

反応をするわけです。

そうすると傾聴してくれてる

という満足度がガクッと下がるわけですね。


○今日さ〜○○でね〜…


□え?!それはムカつくね!


○ん?いや、だからそのあとこうで…

(この後の話をしたいのにな…)


□あ、そっか、なら良かったよね?!


○いやまぁ、そうなんだけど

(べつに特段よかったわけでもない

んだけど…)

うん…まぁ、そうだね(もういいや)


□(せっかく話を聞いてるのに

なんか感謝されない、不満そう…)


こんな感じでおたがいもやもや。

結構あるんじゃないかと思います。


相手の事象に対し

それはムカつく、それは良かった

とジャッジを下しているところが

決めつけ機能の良くないところでもあります。

決めつけても相手とマッチすれば

話が早くて便利でもあるし

何でわかってくれるの?!

そうそうそうなの!って

盛り上がることもあるんだけど…


相手がとくに

良かったでも悪かったでもなく

自分の感情に

明確にラベルしていないような

ただ何となく話しだしたこと


そういうものを

そのまんま、ただ聞くってことが

意外に難しいんですよね。


でも実は人間関係の心地よさって

こういう何気ない会話も含めて

ただ聞く、ただ話すってことが

できるところにあるような気がします。


なかなか時間に余裕がないと

感じてしまうことも多々あって

思い込みが前面にでてしまうと

事実が見えなくなることも多いです。


気づくと自分の思い込みの世界に

閉じこもってしまい

他者と心地よく繋がれなくなって

よくわからない不安とか孤独とかに

包まれるのではないかなと思います。


だから余裕って大切。


できるだけ思い込みの世界からでて

心地よく繋がるためにも

認知バイアスをオフして

人の話をジャッジせず

ただ聞く、というエクササイズが

意識的に必要ですね。