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漆器を経年美化と表現した春馬くん

 
せかほしで放送されたペルシャ絨毯も経年美化の一つとされていることは皆さんご存じでしたか
 

 

「恋しいペルシャ 美の源流」

神秘と彩りに満ちた“砂漠の楽園”、中東ペルシャ。ゴールドジュエリーやバラ、究極のラグ。イラン出身の女優サヘル・ローズが、故郷ペルシャの美を求めて日本を巡る。(NHK公式せかほしHPより)

 
 
 
 
✳せかほし公式ツイッターよりお借りしました
 
 
 
私は経年美化を調べていてペルシャ絨毯との関係を最近知りましたキラキラ
 

 

※HPより引用させていただきます↓

 

踏まれることによって魅力が増すペルシャ絨毯


 

芸術品のペルシャ絨毯とは


ペルシャ絨毯は今から3000年~4000年前に作られ始めたといわれていますが、はっきりとした記録がある訳ではないためその起源を特定することは困難だといわれています。当初は現代でよく見るパイル織の絨毯ではなく、獣毛を固めたフェルトのようなものであったと伝えられています。ウールやシルクなどの天然素材で作られていたことから、経年劣化による腐食などのために太古に作成されたもので現存するものはないとされています。

この絨毯は、言わば床の上の芸術品です。珍しいことに踏まれることによってその魅力が増します。これはこの織物独特のもので、唯一無二の芸術と言えるでしょう。同時に、生活品として人々との間に隔たりを設けず、機能性にも非常に優れて富んでいるのがこの絨毯の愛される所以なのです。ペルシャ絨毯は、世界中から求められ、高値で取引され、古の時代から受け継がれた技術が織りなすイランの産業なのです。

ペルシャ絨毯にはウールが使われています。この地域では遊牧生活が昔から行われており、その遊牧生活でなくてはならない存在が羊だったのです。遊牧生活は一万年ほど前から続いています。生活の中で羊のミルクを飲み、ときには羊を食べ、羊のミルクからチーズを作り、さらに羊の皮はテントや衣類にしていたのです。身近にいた羊ですから絨毯にも使えると考えたのでしょう。糸を紡ぐ技術を習得したことで美しいと世界中から評される絨毯を作ることにつながっていったのです。また宗教も絨毯の発展に加担しています。イスラム教ではお祈りの時にひざまついて進行をしますが、このお祈りの時用の小さな絨毯が噂を読んで広まったことから、一気に需要が高まったのです。
 

優れた品質


ペルシャ絨毯は人工的な色を使っているのではありません。あの美しい色合いはすべて天然によるものです。天然染料で染められているので人工では指すことができないような素晴らしい光沢、深みを感じることができます。さらに面白いことに、ペルシャ絨毯は踏めば踏むほどよいとされています。踏むことで美しくなって深い味わいが出ると言われています。美しいだけでは無く耐久性も素晴らしいです。80年から100年近く使うことができるので子や孫の代までも丈夫に使うことができるのです。芸術的に素晴らしいだけではなく機能的にも素晴らしいものなのです。

絨毯と言えばふわふわと長い毛脚があるものが高級感も感じられ、高いのではないかと思いますが、ペルシャ絨毯においてはあてはまりません。ペルシャ絨毯の場合には薄ければ薄いほど価値が高いものになります。薄いじゅうたんにするためには高い技術が必要です。全てが、完全な手織りなので出来上がるまでに時間と労力はかなりのものです。完成までに1年や2年かかるのは当たり前、大作になると10年近く完成までに時間を要するものまであるのです。

このペルシャ絨毯はいくら高いものであってもお手入れが簡単です。汚れが毛脚の中に入り込まないので掃除機をかけるだけで汚れが取れます。汚れた場合でも固く絞った濡れ雑巾で抜くだけできれいに汚れは落ちます。他には類を見ないような、かなり使い勝手が良い絨毯です。
 

日本とペルシャ絨毯の歴史


ペルシャ絨毯は、豊臣秀吉のころに日本に来ました。時代で言うと安土桃山時代です。祇園祭(毎年京都で開催される大きなお祭り)に使われる山ぼこには、1600年代にどこからかは分かりませんが、日本に届けられたペルシャ絨毯が飾られており、400年も前からの深い関係があります。

ペルシャ絨毯が届けられただけが日本とイランの関係ではありません。文化的にも共通していることがあります。それは、海外には珍しい「家の中では靴を脱ぐという習慣」です。ペルシャ絨毯は、その柔らかさや絨毯の肌触りを足の裏で楽しむことができます。日本は、絨毯ではなく畳があります。こういった文化的共通点があるのです。もちろん日本の住空間にもマッチします。

世界的にも有名なペルシャ絨毯は日用の実用品としての位置づけだけでなく芸術品としての位置づけもあります。二面性を備えている世界的に見ても珍しい織物です。色とりどりのペルシャ絨毯は、自然の宝庫です。どういうことかと言うと、色の原料に自然の草花を使っているのです。例えば、ざくろの皮やサフランの花などです。またその美しさと世界的な人気から、現代では偽物も多く出まわっています。その多くが中国製です。購入する際に現地まで行けば偽物を掴まされることはありませんが、簡単にはできません。偽物を掴まされないように信頼できるお店で購入するしか方法はありません。

ペルシャ絨毯は一年を通して使用しても、上質のものであれば暑苦しいということは決してありません。寒暖の差が激しい遊牧民生活において使用されていた証と言えるでしょう。この織物を飾っていれば豊かな生活の象徴であるとも言えます。

 

 

 

 

 

 

 

多くの人が踏めば踏むほど表面がしっとり、滑らかな絨毯本来の味わいが出ると言われているペルシャ絨毯
 
高級品だからといってしまっておくのでは本来の輝きを失ってしまうのです
 
そして日常的に80~100年という年月をかけて使い続け、代々受け継がれていく芸術品でもある
 
まさにそれは経年美化おねがいキラキラ
 
浄法寺の漆器と全く同じですね
 
高級品だからといってたまにしか使わずにしまっておいては、その価値を生かすことができないのです
 
日常的に使い続け、代々受け継いでいくことができるのです
 
日本の物だけではない、海外の物でも経年美化という言葉がしっくりくるものは他にもたくさんあるのかもしれません
 
代々受け継がれていくこうした物を大切にしていきたいですね
 
 
 
せかほし番組内では、ペルシャの人が祖母や母から代々ゴールドのアクセサリーを受け継ぐという話から、サヘル・ローズさんが「春馬さんも何かそういうものはありますか?」と聞くシーンがあります

春馬くんはそれに対して自分のサインについて話します
「もう他界してしまった父親のように現場にいつも寄り添ってくれたお付きの方がいて、今の自分のサインは、その方と一緒につくったサインなんですね。なので、これを形を変えずに使い続けていきたいっていうふうに強く思ったのを覚えています」

このおつきの方は「森の学校」でも共演されていた元マネージャーの村木勲さんですね
 
 
春馬くんは番組中にサインを書くのは初めてと照れながらも、用意されたペンでサインを書きます

サヘルさんはその場で春馬くんが書いたサインを見て、ペルシャ文字に見えると言いました
 
流れるように書かれた春馬くんのサイン
 
柔らかいタッチが、不思議とペルシャ文字のように見えてきますね
 
親のような存在でもあった村木さんとの思い出を振り返りながら、どんな想いでサインを書いたのかなぁ
 
答えなんてないけれど、今まで番組で書くことはなかったサインをこの回で書くことになった意味にも想いを巡らせてしまうのでした
 
 

 
 
✳ネットよりお借りしました