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30才の頃のお客様の実例。
両親から受けた愛は
少し不適切でか細く歪み
バネのように不安定。
ご病気で入院が多く
医療スタッフから受けてきた愛は
人間味に欠けた冷たさに満ちていた。
夫からの不適切な愛を
さらに自ら歪めて受け取り
不安定なトゲの土台では
自ら立って快活に生きるなど
不可能であった。
◼【愛着の土台】と自他不二
※ じたふに と読みますが、たまに じたふじ と読む人もいました。国語的にどうなのかは分かりません。
自己の精神も肉体も含めた「全生命体」の土台に愛着があると仮定したとき、そもそもの成り立ちとして、人間は一人だけで自立することも独立して立つことも、不可能です。
【愛着の土台】の大部分が、自分では何もできない乳幼児期から幼少期までに形成されてしまうのです。自分の土台が他力によって構築されてしまうことが、誰にも避けられない真実であり事実であるともいえます。
※ この真実が受け入れられなくてネガティブ反応が出まくってしまう人は、多数おられることでしょう。
この記事を
さーっと読み流したり
読めてない
そんな人かもしれません。
しかし、
完全に他力によって【愛着の土台】が築かれてしまうのかというと、そうでもありません。
自分には、先天的にもちあわせた【受け取り方のクセ】があるからです。
自分が先天的にもちあわせた【受け取り方のクセ】と、他者から受ける愛の相互的な交流によって、【愛着の土台】が作られていくのです。
先天的な愛の受け取り方のクセなど、存在しない!という人もおられることでしょう。
それは、DNAなどによる偶然の産物だ!という人もおられることでしょう。
それはカルマだ!過去世から自分がもってきたのだ!という人もおられましょう。
他にも色々な考え方があるかもしれません。
さて、
【受け取り方のクセ】によっては、誰が親だろうとも理想的な【愛着の土台】が作られる可能性がありますし、【受け取り方のクセ】によっては聖人君子に育てられたとしてもガタガタの土台になってしまう可能性があります。
今世における、自分という存在の土台がすでに、自分と他者の分かちがたい不二の関係性から出来上がっているということも肝に銘じるべきではなかろうかと考えています。
この記事を読んで、自己の【愛着の土台】を修復していこうとする人は
・自分の力で、自己責任で、改善していこうという心も大切
・他人さまや動物さまや物品さまたちのお力を、ありがたく使わせていただこうという気持ちも大切
・お力をお借りした他者さまたちへのお礼として 自分が捧げる 愛や感謝(気持ち、態度、言葉、対価、お金、モノ)は 、巡りめぐって 他者さまたちの【愛着の土台】を上質化するかもしれないという楽しみや感動を抱くことも大切
・自分から起こす少しの変化が、自分にも他者にも少しの良い影響を与えるかもしれないことを楽しむ姿勢が大切
・少しでも修復されゆくことを素直に認めて喜ぶ心も大切
・完全無欠でパーフェクト最高な【愛着の土台】でなくとも、自分が少しでも生きやすく立ちやすい土台を構築していこうという気持ちも大切
・上記のどれも素直に感じられないけど、感じられるようになりたいという心が大切
なのです。
【愛着の土台】をテーマとした、自分から起こしていく改善方法は、非常にレベルの高い内容になりますので、
・今世では無理な人もいます。
・まだ取り組む時期ではない人もいます。
・数ヶ月~10年間もの取り組みが必要となる人もいます。
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本記事トップでご紹介した女性の旦那さま。
両親からの愛にも歪みあり。
学校の先生から受けた愛は
この方の根幹を冷たく暗く歪め抜き
職場関係から受けた愛は
【愛着の土台】を
ギトギトのぐちゃぐちゃに
破壊しながら
ネガティブ方向に強化。
妻からの愛は
旦那さまが自ら強烈に
歪めて受け取り続けた。
アスレチックみたいに
ロープで編み上げたような
穴だらけで不安定な
【愛着の土台】
常に満たされず
ネガティブな解放だけを求めていた。
※ 次の記事「その⑥」はこちらです。
※ まとめの記事はこちらです。