人生を変えた大火傷
2023年4月、18%の広範囲3度熱傷を経験。自身の免疫力を信じ、1%の力を奇跡的に体感。回復とは、自分の在り方の確立であった。〜ありのままの私になる〜大きな選択であった植皮手術をせず、回復にいたるまでの、心の葛藤や気付きをブログにしています。2023年4月12日夕方、私の身体に火がつきました。右肩上までに上がる炎。目の前には8歳の娘。私は夕食の準備をしていました。3コンロを使い、奥のコンロはお味噌汁。料理は最終段階で、味付けをみるというところ。奥のお味噌汁の味見をし、料理を出す前に、使ったお鍋やお皿を洗おうと思ったその時、周りの匂いに気付き、そして熱い!右を見ると、私の肩は炎に包まれていました。反射的に「消さないと!」と水道に肩を突っ込みましたが、低い位置では、上がる炎には届かず、「これはだめだ、私死んでしまう!」と、反射的に洗面所に走ります。飛び込んだ洗面所でも消せず、そして死ぬ思いでシャワーを手にします。温度設定がキッチンでしかできず、お湯だったと気付き、消せるかどうかと思ったのを覚えています。頭からシャワーをかけて長く感じたけれど、おそらく10秒ほどで消し、黒こげになったシャツを脱ぎます。火が消えたことにホッとして、皮膚を触ると今まで感じたことのないような感触。「えっなにこれ!?」と恐ろしい不安が押し寄せ、すぐさま母に電話をします。「お母さん!どうしよう、火が燃え移った!」車をだしてもらおうと思ったのですが、(私はペーパードライバー)、最終的に救急車を呼んだことが、運命の分かれ道でした。母の車で行っていたら、きっと大きな病院に行っていたから。救急搬送先は、小さな総合病院でした。