全羅南道の魅力 Vol.2 古刹、向日庵の美しい景色

ずいぶん時間が空いてしまいましたが、全羅南道の魅力vol.2として
今回は麗水市にある古刹の「向日庵（ヒャンイラム）」についてお届けします。

韓国の4大観音祈祷先の中の一つで地方文化財にも指定されている古刹。
'日に向かった庵'という意味のこの向日庵は麗水市突山邑に644年 (百済椅子王4年)
新羅の元曉大師が円筒庵として創建しました。
寺を囲む岩が亀の甲羅のように見えるので、靈龜庵と呼ばれたりもします。
金鰲山(クモサン)が海に接している険しい丘の上にあるため、辿り着くまでに
息切れ、息切れ、息切れ……　まるで登山しているかのようなハードさですが、修行と思って
無の境地で登りました（笑）。階段を一段一段踏みしめていきます。

20分くらいで門が見えてきます。あと一息！

実は２年ほど前に火事になってしまい、文化財のかなりの部分が焼失してしまったそうなんです。
私が４年前に行ったときの美しい建物はもうないなんて本当に残念。今新たに建築が進み
着々と再建が進んでいます。

もう目前！

向日庵から見える海の風景。このお寺からはどの方向の日の出も拝むことが出来るんです！
新年には全国から参拝客が押し寄せるそうですよ

この細い道は、業が深いと通れない（？）そうです。無事に通れました

焼失しなかった、美しい三聖閣。

この景色を眺めることができるだけでも、登ってきたかいがありました^^
最高に贅沢な景色です。
しかもここはパワースポット。いい風が吹いて、邪気も流れていくような気がします。
もう少し奥まで進むと、岩にコインを貼付けられたら願いが叶う、というスポットも。
膝が笑うほど険しい道を登ったのに、夜まで元気に過ごせたのはやはりいいパワーをいただいた
からでしょうか。
また必ず行きたいスポットです。

〒556-906 全羅南道麗水市突山邑栗林里山7 （061）644-4742
http://www.hyangiram.org/