昨日の三国志の話に引き続き、今日は後編(2回で終わらせますyo)
みなさまこんにちは!
三重県津市でエステティックサロンLotus Landを経営している香月です
中国の面白いところは、今にも通ずる故事成語がたくさんあるところ。
例えば武田信玄の旗印で有名な『風林火山』
これだって中国古典から抜き取られた故事
その他にも『矛盾』って言葉も故事成語。
これは自慢の矛(ほこ)と盾(たて)を売り歩いていた人が、何よりも強い矛です!と売るのと同時に誰にも破られない盾を売っていた。
じゃ、この二つで勝負したら。。。?!って話になり、ここに生じたのが“矛盾(むじゅん)”という言葉。
また、疑心暗鬼・四面楚歌・五里霧中など、意味がわからなくても、なんとなく聞いたことがあるこの四文字熟語も、はるか遠い中国の故事として生まれたりしているんです
なので『故事なんて難しいし分からない!』
なんて思っていても、実はとても身近に存在しているんです
さて、なんで故事成語の話になったかというと、この故事成語の中に
『泣いて馬謖(バショク)を斬る』
という言葉があるんですが、これは蜀の天才軍師“諸葛亮”と臣下の話なんですが、馬謖に絶対にしてはいけないと伝えた命に従わず、大敗して多くの死者を出した際、軍法に則って処刑する。という悲しいお話し。
他の臣下は馬謖を擁護するんですが、全体の示しがつかないので、泣く泣く大事にしていた臣下に罰を与えるんです。
個人的には同じ故事成語の中の
『断腸の思い』がよく似てるなって思います。
生きるか死ぬか、そしてキングダムで有名な秦の始皇帝だ定めた規律。
それらがあったから滅びたのか、はたまたそれがなかったら、もう少し秦は長らえ漢族に滅ぼされなかったのか。。。
歴史にたらればは付きものですが、有名すぎるこの始皇帝の後が“前漢”で、数百年を通してこの三国志の時代へと突き進みます。
後編の今日は何を言いたかったかって、故事成語ではなく曹操の臣下であった“司馬懿(しばい)”がのちの時代を作るって話。
あまりにも前置きが長くなりましたが、以前に書いたダーウィンの進化論と一緒で、三国志の中にはあまりにもたくさんの、強くて勇敢な武将や軍師が登場するけど、最後に天下を取ったのは、数々の有名人やその子孫ではなく、一人の軍師だったということ。
ダーウィン流にいうと、まさしく“運と適応力”です。
最後に残った人が天下を取る。
明治維新でいってもそうで、坂本龍馬や西郷隆盛や高杉晋作ではなく、伊藤博文や山縣有朋だったという話。
これを現代に置き換えると、いつでも飛び出せる準備が必要なのと、知恵や時を読む力が必要ということ。
95話も三国志で戦いを見続けて、若干戦闘モードにはなっていますが、やっぱり面白い。
最後にもう一つだけ。
温故知新という言葉を聞いたことがありますよね
古きを尋ねて(温めて)新しきを知るという意味。
昔の事を知ってこそ、新しい物事へと置き換えると、そこから見えてくるものが必ずある。
さ、読みかけの全4巻の清朝末期の小説も面白くなってきたから、そのお話はまた完読してから書こうと思います。
ここまで香月のつぶやきにお付き合いくださりありがとうございました♡
ホームページから抜粋。
本当に、面白かった。