母親の自転車の後ろに乗って

仕事場に向かっていると

母親が同じ場所をクルクルし出した。

 

 

民家ばかりの軽い行き止まりになってるようなとこ。

時間も気になり

「大丈夫?」って声をかけると

 

 

 

「・・・。」

困ったというか、悲しいというか

今まで見たことない顔だった。

 

 

 

はっとして

自転車を降りて

「大丈夫」って自転車を持ち母の手を握った。

 

 

 

どうしよう。

仕事に行かないと行けないし

ここがどこかもよく解らない。

その前に母をどうしよう。

 

 

 

横を見ると大きい公園が。

近くに母の妹が住んでいるはず。

 

 

「おばちゃんの家行ける?」って聞くと

「行けるやろ。」となんだか不安気。

 

 

一人で行かせるのは無理だ。

向きを変えると交番が。

 

 

「とりあえず交番行こう。」って

母の手を引いて歩く。

 

 

仕事どうしよう。

とりあえず迷子になってますって連絡しようか。

グーグルマップで探せばいいか。

 

 

とりあえず警察に母を託そう。

いや。母を一人にしてまで仕事に行くべき?

なんていろいろ考えてた。

 

 

 

ところで目を覚ましました。

 

 

そもそもね。

家から5分の仕事先に行くのに迷子にならないし

70過ぎの母親の自転車の後ろに40過ぎの私が

乗るのもおかしいし最悪私が運転する。

叔母も近くには住んでないし。

 

 

もうね。どんな怖い夢より怖かった。

ありえないことばっかりやのに

なんだかどこかリアルで。

これからそういう日が来ることも

想定をしないといけない年頃なのかしら。

(思い当たることもなきにしもあらず)

 

 

もっと大切にしないとって思いました。

 

 

 

 

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