この世に生まれてきたからには
必ず死にます。
人でも、動物でも、
植物だって同じです。
長いスパンで見れば
星にだって寿命があります。
出会いがあれば、別れもあります。
共に白髪が生えるまで
（ちょっと古い言い回しですね）
と誓い合った男女でも、
別れてしまうこともあります。
親と子という関係で出会っても
子どもはいつまでも
親元にいる訳ではありません。
こんな風に、
生きていれば本当に沢山の
出会いと別れを繰り返します。
『近いうちに大切な方と別れます』
『近いうちにあなたの人生を
左右する出会いがあります。』
こういう言い回しをする占い師さんや
カウンセラーさんに出会ったことはありませんか？
実は、占いやカウンセリングで
この２つの言葉は
外れない鉄板ネタなんです。
（外れない理由は後ほど）
もちろん、
きちんと未来視が出来て
容姿から年齢、出会い方まで
リーディング出来る方もいらっしゃいます。
しかし、曖昧でぼんやりした情報で
伝えてくる方は要注意です。
ここからは、脳科学的なお話しになります。
『近いうちに大切な方と別れます』
『近いうちにあなたの人生を
左右する出会いがあります。』
このふたつのことは、一度言われると
とても気になる言葉ですよね。
そうすると、
脳は私たちの周りにある
無数の情報の中から
『大切な方との別れ』
『あなたの人生を左右する出会い。』
を探そうとするんです。
職場で異動があり
新しい人が入って来たとします。
普段だったら大して気にもしないのに
『この人が私の人生を左右する人かも』
と思ってしまうのです。
一端そう思ってしまうと
無意識で、その人を一生懸命観察して
『左右する人』って感じる『要素』を
見つけ出そうとします。
『別れ』だってそうです。
たいせつな方との些細な口論でも
『これが別れの原因かも』
そう思ってしまうと
謝るタイミングを逃してしまったり、
余計に関係性がこじれる事を言ったりと
『別れ』を現実化させるような
行動を取ってしまうのです。
最初にも書きましたが、
生きていれば無数の出会いと別れがあります。
めったに起こらない事柄を持ってきても
当たる確率は下がりますが
常に繰り返し起こる出来事、
例えば『出会いと別れ』を意識させれば、
脳は、意識したことを見つけようとするので
当たる確立は格段にあがります。
この手法を利用して、
中途半端な情報を渡して
クライアントさんを不安にさせ
リピートさせようとする方は
少なからずいらっしゃいます。
（私も過去に当たったことがあります）
幸せにならないセッションを
受け続けるのはもうやめませんか？
今よりも幸せになる。
幸せへの最短距離が見つかる。
これが本当のセッションの在り方だと
私は思います。
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