久し振りに鎌倉の「米倉」へ

友人が1年前位に予約してくれて

楽しみにしていました。

12月に行きたかったのは

お節料理やお雑煮が味わえるから

店主さん曰く

1月だと皆さんもうお節に飽きていると

思うので例年12月のメニューに

しているそうです。


やはり日本酒が合いそうなので
日本酒の器も素敵です。
お水もちゃんと用意してくれます。
お節の入った器は特注で
蓋を開けると裏に松葉の柄が
隅々まで凝っています。
お節の中身は
説明を受けてもすぐ忘れますが
12種類以上の品が入っています。
定番の田作りですが
それが今まで食べた田作りとは
全く違いパリッと仕上がって固くない。
とっても美味しくて
伺ってみると揚げているようで
食感を解っていただけて嬉しいですと。
ひとつひとつ丁寧に作っているのを
感じるお節でした。
そしてお雑煮
あっさりしたお醤油ベース
四角い焼き餅も美味しくて飲み干しました。
お刺身は
鮪のたたき
大根おろしとワサビ、醤油も2種類

お肉が出るのは珍しいかも。
とても柔らかくて
添えられているのは蕪の糠漬け
手前は人参のソース
飛竜頭も美味しかったのですが
添えられている白菜が甘くて美味
一度干してから使うそうで
そうすると甘味が増すそうです。


そして〆はいつも通り
店主さんが早起きして打ってくれている
手作りのお蕎麦
この細いお蕎麦が美味しくて
最初は塩をかけて頂きます。
それから七味ではなく八味唐辛子を
これも手作りです。

デザートはラ・フランスを
赤、白其々のワインで煮てあるそうです。
この日もカウンターで頂きました。
そうすると店主さんと色々な
お話が出来るのも楽しみです。
お話を聞いていると
本当に勉強熱心な方でいつも感心します。
来年からは定休日が増えるそうで
どうしてなのか伺ったら 
林業を始めるそうで
なぜかというと
陶芸もするのでその時に使う薪を取り
最後には使った食材も
無駄にせず土に返して木を育てる
そんな循環をイメージしているようで
今でもお店で出す生ゴミは
本当に少ないそうです。
色々と研究熱心でお話ししていて
勉強になりました。
来年も9月まで既にほぼ満席の様で
ギリギリ9月末の予約を取ってきました。
松茸料理が出るそうなので
今からとっても楽しみにしています。

綺麗に整えられたお庭
門の外までお見送りしてくれて
美味しい和食を堪能した1日でした。
ご馳走さまでした。