歯医者を含めた医療機関や、住宅メーカー、工務店などからの悲鳴を筆頭に、今回のイラン情勢が引き起こしかねない国内状況に対する報道が少しずつ増えてきていると感じます。
楽観するのはなかなか難しそうに感じますが・・・国内でこうした報道が増えてくるならこのサイトで国内報道の後追いをする必要はないため、そうした専門機関からの報道や、ご自身の身の回りのさまざまな業界の方からの声をきちんと精査して頂けたらと願います。
ぼく個人の結論としてイラン情勢が落ち着かないことにはこの問題は解決しそうにないと考えており・・・ご参考までにこのイラン攻撃以降のトランプ氏やトランプ氏の周囲の人物の言動などで物議をかもしている発言を11個紹介します。
いまの国際情勢を考える際の参考になれば幸いです。
①ヘグセス国防長官「我々が戦っている相手は宗教的狂信者で、宗教におけるある種のハルマゲドン(最終戦争)を起こすため核を求めている。」
↑3月14日CNN
ヘグセス国防長官は過去にも数々の過激な発言で物議をかもし続けている人物で、アメリカ時間4月15日ヘグセス氏への弾劾決議案が発議されています。(ただし現状は決議までは見込みづらいとの見通し?)
なお、イランの核保有はすでに否定されており、アメリカとイランの核保有に関する協議が公正に行われていた途中でアメリカとイスラエルが攻撃に踏み切っていたと各国から指摘があったことは先の記事に書いている通りです。
②ホワイトハウス、ゲームと戦争を同一視した動画をSNS投稿
↑3月14日時事通信
WIISPORTSの映像を使用し、ボウリングやゴルフの映像に合わせてイランの爆撃映像を流して「ストライク」などといった表示を行う映像がホワイトハウス公式のX(旧ツイッター)アカウントから流されていました。実際の映像は下記です。
UNDEFEATED. pic.twitter.com/Jt69bcag5y
— The White House (@WhiteHouse) March 12, 2026
その前には遊戯王などの映像を使用したものもあったような・・・
アニメ「遊☆戯☆王」公式、ホワイトハウス公式Xによる映像の無断使用に注意喚起 「一切関与しておらず」: J-CAST ニュース【全文表示】
↑3月12日JCASTニュース
③トランプ氏「NATOは愚かな過ちを犯している」
↑3月18日ロイター
アメリカ、イスラエルの今回のイランに対する軍事行動を各国が非難していることは以前の記事に書いた通りですが、トランプ氏は再々、イラン戦線に参加しようとしない各国の対応に不満を漏らしています。
トランプ氏はNATOの脱退についてもちらほらと発言を繰り返しています。先日はNATO30か国が日本に訪問していましたが・・・
【解説】 トランプ氏がNATO離脱についてまた発言、今回はどんな意味があるのか - BBCニュース
↑4月2日BBC
NATO 約30カ国の大使が今月中旬に訪日へ(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース
↑4月10日ヤフーニュース(アベマタイムス)
④トランプ氏、高市首相ら日本からの訪問団に対し「日本は奇襲が得意だろう?なぜ真珠湾攻撃の前にアメリカにその奇襲を教えてくれなかったんだい?」
↑3月20日BBC「トランプ大統領が日本の首相と会談し、真珠湾事件について発言」
発言そのものは日本のジャーナリストからの「2月28日にイスラエルと共同でイランへの攻撃を開始することを、なぜ欧州や日本といった同盟国に事前に知らせなかったのか」という質問に対するトランプ氏の回答です。
かつて日本が行った真珠湾攻撃は世界中から「国際法無視の卑劣な奇襲攻撃」という文脈で語られることが多いと思うのですが・・・
⑤トランプ氏「ホルムズ海峡の安全確保はホルムズ海峡に依存している日本らにさせればいい」
↑4月2日産経新聞
トランプ米大統領は1日のホワイトハウスでの会合で、封鎖状態のホルムズ海峡の安全確保を巡り欧州や日中韓への不満を表明した。日本が海峡経由の石油輸入に依存しているとし「日本にさせればいい」と名指しした。韓国についても「われわれの役に立たなかった」と批判した上で協力すべきだと主張した。韓国の聯合ニュースが報じたとのこと。
⑥トランプ氏「われわれはイラン文明全体を一晩で滅ぼすことができる、それは今夜かもしれない」
https://www.politico.com/news/2026/04/07/trump-iran-deadline-threats-00861313?cid=apn
↑4月7日POLOTICO「トランプ、イランの期限を前に「今夜、文明全体が滅びる」と脅す」
4月8日からの停戦に入る直前(つまり当時のタイムラインで「イランはホルムズ海峡封鎖を開放すべし」とアメリカ側が指定した期限の直前です)、トランプ氏は上の言葉を投げかけていました。
一部ではこれが核使用をほのめかすものであったのではないかと推測する向きすらありましたが・・・核が使用されたあとのことなんて考えたくありません・・・。
⑦(イエスキリストと自身を同一視した画像をトランプ氏がSNS投稿)
↑4月14日CNN、「トランプは自身をイエスキリストとして描いたSNS投稿を削除」
画像引用はしませんが、記事中に画像があるのでみてみてください。トランプ氏は「truth social」で投稿したこのAI生成画像について、「医師のつもりだった」と述べたとのこと、その後投稿は削除されました。
⑧ローマ法王に対しトランプ氏「アメリカ大統領を批判するような法王はいらない」
↑4月14日ガーディアン「「私はトランプを恐れていない」と、米大統領が彼を「弱い」と呼んだ後、教皇レオは語る」
記事タイトルから明白なように、現在のローマ教皇(=法王です)は歴史上はじめてアメリカ合衆国から選抜されたレオ14世で、法王はアメリカとイスラエルのイラン攻撃(またはレバノン攻撃)を批判し続けています。
※ご参考までにダライラマ14世もトランプ氏を批判しています。
⑨イタリアメローニ首相に関してトランプ氏「彼女は何もわかっちゃいない。イランが核兵器を持ち、チャンスがあったならイタリアはたった二分で爆破されるだろうに」
↑4月14日ガーディアン。「トランプは同盟者のメローニがイランへの攻撃に参加しなかった勇気がないと非難」
トランプのホルムズ海峡封鎖の脅威はリスクを高め、状況は変わらないままです
↑4月14日BBC
もともとメローニ首相がアメリカに対して融和的な政策を取っていたことはご存じの方も多いでしょうが、状況は刻々と変化しています。
ちなみにこの発言に対するメローニ首相の返答は「私の知る限り、核兵器を保有しているのは9か国で、実際に使用したのは1か国だけです。ワシントンほど核の脅威を口にする者はいない。」とのことです。
⑩(アメリカがホルムズ海峡を海上封鎖)
↑4月13日ガーディアン「なぜトランプはイランの港を封鎖すると脅しているのか」
なぜ、そしてどのようにして米国はホルムズ海峡のイラン港を封鎖しているのでしょうか?
↑4月14日BBC
記事執筆現在も、状況はほんとうに流動的です。
その後停戦期間においてはイラン側もホルムズ海峡封鎖を解くと言っていたものが・・・日本時間の今日、再度封鎖されているような気がします・・・
現在のアメリカとイランの停戦の合意期間は22日までだと思っていますが・・・
⑪キューバに関連しトランプ氏「次に何が起こるか見ておけ」
↑4月18日ニューズウィーク「ドナルド・トランプ、『キューバの新たな夜明け』が訪れると語る:『何が起こるか見ておけ』」
このキューバについては再々トランプ氏は言及しており、1月のベネズエラの件以降キューバへの石油輸送を停止した後にキューバは現在深刻な状況に陥っているといわれます。
キューバの国家電力網が崩壊し、何百万人もの人々が電力を失う |ロイター
↑3月17日ロイター
この問題に関しては「トランプ氏がキューバを次の米国標的と脅す」というタイトルをつけて報道しているメディアも見られます・・・
イラン問題があるにもかかわらず、トランプ氏がキューバを次の米国標的と脅す - AOL
ちなみに・・・トランプ氏が1月初頭(ベネズエラ攻撃の後です)に「アメリカはグリーンランドを領有する必要がある」と述べていることも忘れてはいけません。
トランプ氏、米がグリーンランドを「所有」する必要があるのはロシアや中国から守るためと - BBCニュース
↑1月10日BBC
状況はあまりにも流動的ですが、どうかアメリカとイラン、イスラエルとレバノンの緊張状態が少しでも早く解かれますように、アメリカ政府、各国の政府、そしてなにより日本政府がより良い選択をしてほしいと心から願います。









