わかってくれない
「こうして欲しい」と言ってるのに
とおっしゃる方に、どんな時に伝えているかをうかがうと
問題が起きた時
だとおっしゃる
自分の取説を伝えることは大切なのだけれど
喧嘩になったタイミングで
例えば「少しくらい手伝ってよ！」
みたいな事を言ったら
大抵は「こっちだって疲れてんだよ！」
とケンカが大きくなるだけ
「そっかー、手伝って欲しかったんだね。よしよし」なんて答えが返って来るのは
新婚の時だけかも
大体
こうして欲しい
というのは、相手へのコントロールだから
お願いだったとしても
相手は喧嘩している上にさらに命令されるのだからムカっとくるわけです
しかもね
「少しくらい手伝ってよ！」に
私はいつも1人でやらされているのに
私はこんな事もあんな事もしなきゃならないのに
思いやりがあれば手伝ってくれるに決まってるのに
手伝ってくれれば愛されてると思えるのに
という今まで我慢してきた気持ちをがっつり乗せているのに
「こっちだって疲れてんだよ！」
の一言で、その全てを否定されたように感じてしまうから、余計に悲しくなって
やっぱり私、愛されてないんだわー
と勝手に結論してしまうのですよね
相手はあなたが今まで我慢していた事も
手伝えば思いやりを示せる事も
愛していたら手伝う、という公式も
何も知らないのに
勝手に結論付けてしまうのです
少しくらい手伝ってよ
を伝える適切な方法は
互いの機嫌の良い時に
手伝って欲しい事を具体的に
自分の要望として
ゴミを出してくれたら嬉しい
洗い物してくれたら愛されてると思える
とまで言わなければ伝わらないのです
洗い物してくれたら愛されてると思える
って
すごくアホらしくて口にするのが恥ずかしい文章に見えるのだけれど
言いたいことは結局
愛されていると感じさせて欲しい
ということなのですよね
でも、
どんな言葉や行動で愛されていると感じるかは
人によって千差万別。親子でも違うから度々トラブルの元になる
私は
こうされたら喜ぶ
こうされたら愛されていると思える
という取説をわざわざ伝えるのは確かに気恥ずかしいのだけれど
サプライズで喜ばせて欲しい
言わなくても察して欲しい
と、相手に要望せずにいたのに、いざ期待を裏切られたら
「愛されてない」と結論付けられてもねぇ
相手もたいそう困ります
近い関係の相手とは
是非
お互い機嫌の良い時、そして普段から
こうしてくれたら嬉しい
こういう時愛されていると感じる
それをされると悲しい
これが嫌だ
という所を共有しておきましょうねー
