先日、「尋常ではなく痛い」と患者さんがおっしゃる箇所をさすり(あまりに痛がられるので揉むことができませんでした)ながら
「ここの硬さや痛さがなくなれば、環境の変化にも強くなりますよ」と言うと、やはりスピリチュアル系の鍼灸院ですねぇ、というような反応をなさいました
でも、これ、スピ系診断ではないのです。
確かに、HPにはホリスティック医学協会の定義である「ボディー・マインド・スピリット」という文字をばーんと出しているので、精神世界に造詣が深い方が来られることも多いのですが、上述の件に関してはスピ系ではなくて東洋医学の診断です
前にもお話しましたが、東洋医学では元々身体の状況と心の動きは連動すると考えています
例えば、『世田谷で高い放射線値観測。一般市民の通報により発覚』
というニュースを見たとします
ふざけるな。行政は何をしているんだ!と、怒る人
東京でも?世も末だわと、憂う人
そんな中で子供が通学していたなんてと、悲しむ人
もしや自分の土地も?と、恐怖を感じる人
その反応だけでも、その方の身体の傾向が掴めます。と、いうことは、考え方一つで身体の変化も期待できる。そのことを伝統医療では重要視にしてきたのですし、だからこそ思考は大切だ、というスピ系でも、宗教でも教えているのでしょう
脳生理学などでは、多少気分が落ち込んでも『アタシって幸せ!』と口に出してニッコリすれば相応のホルモンが分泌されたり、その気になることによって気分も上向いたりする、と言われています
気分が落ち込んだ時に、『幸せ!』と口にだしたり、ニッコリするというのは難しいですけれど…。これはかつて解剖学者の養老先生が書かれた「中枢は抹消の奴隷」という本のタイトルそのままに、自分の脳を騙す方法ですね。
さて、上のケースで患者さんがスピ系と判断されたのには、もう一つ理由があるようです。それは私がさすっていた場所。
患者さんによれば今まで同じ症状を訴えても整形外科でもマッサージでも触られたことがなかった場所だそうです。それは多分そうでしょう。でも、これも東洋医学では関連を疑うべき場所、なんですね。
どんな症状でどこをさすっていたかって?
別段アヤシイ症状でもアヤシイ場所でもなかった、とだけ申し上げておきましょう。うふふ
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