死に至る病の代表といえば、がん
がんにならない
がんを治す
ために大切な生活習慣の改善について
今日は、ストレスとの付き合い方です
「ストレスは悪者とばかりもいえない」
こんな言葉を時々聞きます
適度なストレスは、向上心や意欲につながるため、ストレスやプレッシャーが全くかからないことは、人生にとって決してプラスにはなりません
ストレスをかけない教育を実践し続けてきた結果が
周囲を受けただけで、会社を辞めてしまう若者
OECD加盟国学力調査の順位低下
引きこもりやうつ病の増加
アレルギー疾患の増加
につながってきていることは明白です
現実的に、現代日本人のストレスに対する耐性は、かなり低いと思われます
そして、その一方で、大きな問題となっているのが
「生活の中での喜びの少なさ」
ストレスがあっても、別のところに生きる喜びがあると、バランスを取ることができるのです。
我を忘れるほど熱中することができるもの
持っていらっしゃいますでしょうか?
それをしているときだけは、時間が過ぎるのも、何もかも忘れてしまうほど楽しいこと
勉強に息抜きが必要なように、人生にも喜びが必要です
趣味でもいい、ご高齢の方はお孫さんの成長でも良いのですが、実利に繋がらないものの方が適しているようです
ただし、中には仕事が好きで、バイクの開発に時間を忘れて取り組んでいる時間が「瞑想」である、とおっしやったホンダの創始者のような方もいらっしゃいます。しかし、それも実務に限ったことで、経営が主な職務になったのちは、仕事に対する姿勢は変わってしまったことと思います
趣味もない、今更新しいことを始めるのも億劫だとお考えでしたら、一番良いのは、ご自分が小学生くらいの年齢の時に好きだったもの、を思い出して頂くことです
読書や、絵画、歌、楽器、プラモデル、何かあったと思います
かつてはただの憧れだったものも、大人になった今なら別の付き合い方ができるようになっているはずです
外国語を始めても良いし、外国の歌手の歌を歌ってみても良い
面白いと思えて、気分が良くなるようなこと
それを持っているといないとでは、生活の質も、病気への抵抗力にも格段に差がでるのです。NK細胞という名前をお聞きになったことがあると思います。このNK細胞は、癌細胞をはじめ、ウイルス感染細胞を攻撃してくれるのですが、これが活性化して力を発揮するためには副交感神経が優位になる、つまりリラックスした状態が必要なのです
社会の一員として生きている以上ストレスがあって当たり前
ストレス自体を減らすことは難しくても、生活のリズムの中でバランスをとっていくことは可能です。身体と心の健全さにとってもバランスを保つことが何より大切
ストレス自体への対処については、また別の機会にお話ししたいと思います