昨日の記事




私は、もう20年間これ一本  の謎






20年間も、一つの化粧品だけ使って、トラブルのないキレイな肌を保っていらっしゃる方は


やたらと肌が丈夫なだけ






では、なぜ、何もしなくても、毛穴すら存在しないような肌が保てる方と、そうでない方がいるのでしょう?


昨日は、たまたま肌で例えましたが、抗がん剤を使って副作用に耐えながら癌を克服した方、でも同じなのです






東洋医学では、生まれ持って備わった生命力を、先天の精


食べ物などから栄養を補給して生命を維持する力を、後天の精


といいます






先天の精は、生れ落ちた瞬間からおとろえていく一方ですが、睡眠や、休養によって少しずつ回復することができます。そして、そのいわば素質を枝葉を伸ばすように栄養を送り、成長を手助けするのが後天の精の役割ということになります






何もしなくてもきれいな肌


抗がん剤にも耐え抜く身体






これは、おそらく、先天の精に属するものです






ならば、こればかりは覆せないのか、という疑問がわきます


先ほど、人間の生命は、先天の精と、後天の精によって維持されているとお話ししました






私は、先天の精の性質は、ある人がどこまで無茶をできるかということなのではないかと思っています。人によって、それぞれに、秀でた性質があるのではないかと思うのです






身体的な特徴だけでいえば


肌質に優れている


筋力に優れている


骨格に優れている


均整に優れている


免疫力に優れている


消化力に優れている






そんな特徴があって、その分野においては、少々の無茶をしたところで、病気や不調を起さない






それが、その方の先天の精の性質なのではないかと思います


ところが、これは、ある年齢まで、という条件付です






これは、一概に30歳、50歳と線引きのできるものではありませんが、先天の精がもつ力だけで勝負できる年数というのは、一生ではありません






なぜなら、この性質を補い、維持し、伸ばしてきたのは後天の精である、摂取した食べ物、環境などの生活要因です






オオカミ少年の例を引くまでもなく、育った環境によって生まれ持った性質の寿命は決まります。「3日寝なくても大丈夫」な人生を80歳まで送れる人はいないでしょうし、お菓子ばかりで過ごしてきた人は、いくら素材が良くても早晩健康を害します






東洋医学では、それを知っていたために、バランスバランスということを強調するのだと思います。そして、そのバランスは、ある日突然傾きが極まったときに、(夜が昼になるように)全く正反対の性質に突然転化する、ということも、計算に入れた上で養生をしていくのです






俗に言うコンビネーションスキンの方が、毛穴など存在しないような肌を手に入れることは、はっきりいって難しいかもしれません






しかし、養生(手入れ)によって毛穴など存在しないのような顔にすることは、可能です


幸せを感じて毎日を過ごし、栄養も休養も身体中に巡っていれば、他人は、あなたの笑顔を記憶しても、毛穴の状態には注目する余地がないと思います






素材を認めて、養生することは、一生使い続ける身体を良い状態に保つと共に、本来の寿命をいたずらに縮めることなく全うさせるためにぜひとも必要なことなのです





とは、言え、効率の良い養生の仕方があるのもまた事実。それについては、また近々



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