肥満対策に悩むアメリカで、ソーダ税導入の動きが加速しているそうです


アメリカ人の肥満の割合は、日本人の約10倍の34.3%、肥満を原因とする疾患の治療には年間76億ドル(6900億円)かかっており、医療費負担をソーダ(清涼飲料水)税の導入により少しでも軽減したい考え



それと共に、最近注目されているのが、HFCS (high-fructosecornsyrup)、日本では果糖ぶどう糖液糖と呼ばれて、ほとんどの加工食品に使われています


トウモロコシやジャガ芋のデンプンに、酵素を反応させて作るこの甘味料は、1970年代に開発された当初は、砂糖と同じ代謝経路をたどるとされ、安価なことから急速に普及しました


アメリカでは、キューバとの国交断絶で、砂糖が輸入できなくなったことから、普及がさらに加速。現在では生産量、消費量では世界の七割を占めるといわれています。こんなところに、チェ・ゲバラが登場するとは…(してないけど)。アメリカ人の肥満の一因はチェ・ゲバラにも…。(やっぱりキューバ行きたい!)


もとい
ところが、最近、この
HFCS (high-fructosecornsyrup)が、体外に排出されにくく、肥満の増長に関与しているという論文が発表され、敏感な消費者から「添加されていたら買わないものリスト」の筆頭に挙げられ始めました


この動きを受けてメーカーでも、NO HFCS(果糖ぶどう糖液糖無添加)と表示した製品を次々に販売

HFCSは、アメリカが生産し、周辺諸国に輸出している多くの清涼飲料水に含まれているものですから、ソーダ税の導入には追い風になっている模様


さて、アメリカのあるソーダメーカーが、果糖ぶどう糖液糖の害にいち早く注目し、およそ二年前から自社製品の甘味料は砂糖に戻したそうです。砂糖の方が原価も高く、設備投資にもお金がかかったけれども、敏感な消費者が、我社の製品を選んでくれれば、その分は回収できる。「何より、健康に害を与えるものを排除していくのは企業として当然の努力だ」と、胸を張っていました。立派な態度です


しか~し、社長が自慢げに掲げ持つ、そのボトルに詰められたソーダは…


目にも鮮やかなターコイズブルーや、エメラルドグリーン色をしているのだった…


あのー、甘味料はいいけど、着色料のほうは…どないに思われてはるん?



これがホントの○手落ち(放送禁止用語、これに変わる言葉をどなたか教えて下さい)ではなかろうか