粘菌は記憶する

周期的刺激を与えると、その周期を記憶しておき、のちほどの周期的刺激に備えるらしい

この記憶は時間がたつと忘れてしまう

実際にこれが記憶と忘却かはわからんが

 

果たして地球環境に季節変動のような長期的変動ではなく、

比較的短期の周期刺激などあるだろうか?という問いに対して

 

1.いわし雲などによる太陽光の変化

2.地球環境にはそのような周期刺激など存在しない、しかし学習して対応することができる

 

の二つの意見があるとのこと

 

位相同期モデル

粘菌の振動性運動の周波数は数分のものから数日のものまである

この周波数モードをすべて独立のものとして考えた単純化されたモデルによると

どの振動子もバラバラのとき正味の振れ幅ゼロ、すべてそろったとき最大の振れ幅となる

 

このモデルに外部の周期刺激を与えたシミュレーションの結果

刺激がないときは相互作用がないためバラバラだった各振動子が周期刺激が加わったことにより、位相がそろい、

刺激周波数とおなじ周波数を持つクラスターが現れる

時間がたつと位相は再びバラバラになる、各周波数のクラスターの集まりのスーパークラスターは崩壊しても

各クラスターは基本的には分解しない

スーパークラスターと各クラスターの崩壊時間の違いが記憶として残る