職場に、緊急入院をすることになった。と電話をいれて、午後2時過ぎには、私は病室のベッドにいた。

仕事のことは、もうこれ以上頑張れなかった。


一般病室でも4人部屋で、ベッドの間隔も広い。

足が痛いので、ドアに近いのが嬉しい。

窓側のベッドからは、調度桜が見えていたが、今の私にはそんな余裕はない。

トイレに近い方を選ぶ。


病名もわからないまま、とりあえず抗菌剤の点滴をする。

血液検査は毎日。

次の日の夜に、病棟の担当になった先生が顔を出した。
カンファレンス室に移動し、看護師さんも同席し、病状の説明をする。

来院時のCRP-8.99
NSAIDsの点滴を続けたが、効果はなかった。細菌やウィルスによるものではないらしい。

MMP-3   418.3(正常値上限59.7)
フェリチン    397.7 (正常値上限157)
リウマチ因    1.0(正常値4.5未満)

膠原病内科のお姉ちゃん先生にも診てもらったが、「リウマチ因子がマイナスなので、リウマチではありません」

左股関節の炎症は、自己免疫疾患とみられると、担当の先生の判断で、ステロイド治療をしていきたい。
炎症が治まったら、免疫抑制剤を使うことになるが、うちの病院には、整形外科の常勤の先生がいない。
大学病院に引き継いでもらえるよう、紹介状を書くとのこと。

丁寧に説明してくれて、それから毎日夜には顔を見せてくれるようになった。
(外来が忙しいので、いつも8時ころ)

4月7日から、ステロイド30gを飲み始めた。
4月9日、CRP-1.7
2日ですっかり痛みが消えた!
ついでに40肩も治った!

それからステロイドを20gまで減量し、
4月13日に退院!CRP-0.35

しばらくは通院し、ステロイドを減量していく。
ところが、減量してはぶり返す。
なかなか落ち着かない。

ステロイド10mgのままだが、最初から大学病院へ紹介してもらう予定だったので、
「ごめんね。治まってから紹介したかったんだけど、整形外科のしっかりしたところに早く行ったほうがいいから。」
と。
先生方には、いろんな検査をしていただき、あの痛みを取り除いてくれて、本当に感謝してます。

〜大学病院編につづく〜