「母に心配かけない」で遺体遺棄
千葉県東金市の女児遺体遺棄事件で、勝木諒容疑者(21)が
「遺体を捨てたのは、同居のお母さんに心配をかけたくなくて」
と供述していることが判明。
捜査本部は、母親が仕事で留守中に接触、慌てて遺体や着衣を捨てたとみて、女児死亡の経緯を調べている。
「遺体を捨てたのは、同居のお母さんに心配をかけたくなくて」
と供述していることが判明。
捜査本部は、母親が仕事で留守中に接触、慌てて遺体や着衣を捨てたとみて、女児死亡の経緯を調べている。
『勝木諒容疑者』目撃された不審な行動、防犯対策にどう生かせるか…
千葉県東金市の保育園児死体遺棄事件で逮捕された勝木諒(かつきりょう)容疑者(21)は、自宅マンションの若い女性の後をつけるなど不審な行動が目撃されていた。
不審者情報の共有など、各地で防犯対策は広がりつつあるが、子供たちを守る方策として有効に機能しているのだろうか--。
◆勝木容疑者、女性尾行し『お話がある…』
事件から数日しかたっていない9月末。
勝木容疑者と同じマンションに住むアルバイト女性(21)がエレベーターを降りると、目の前に若い男が立っていた。
会釈しても反応がなく、急ぎ足で自宅に向かうと無言で追いかけてきた。
慌てて自宅に駆け込み
『変な人につけられた』
と母親に伝えると、間もなくインターホンが鳴った。
男の声で自分の
"部屋番号"
を告げ
『娘さんにお話があるのですが』
と言う。
母親が
『何のお話でしょうか』
と聞き返すと、すぐに切れた。
この部屋に住んでいたのが勝木容疑者だった。
同じマンションに事務所があるという女性会社員(24)は
『エレベーターを降りようとすると、目の前に勝木容疑者が立っていることがよくあった。気持ちが悪かった』
と振り返る。
東金署捜査本部に寄せられた、勝木容疑者が事件前、現場周辺で女性に声をかけたり、後をつけたりしていたという情報が逮捕につながった。
地域の対策も限界か…
遺体で見つかった成田幸満(ゆきまろ)ちゃんの祖父で、東金中央クリニック院長(71)は
『近所で不審者情報はいろいろあったようだが、知らなかった』
と話し
『注意を喚起する意味で、情報はなるべく広く公開してほしかった』
と話す。
東金市教委は11月1日、2006年にスタートした不審者情報メールの送信対象を、小学生の子供がいる保護者から市内の保育園児の保護者に広げ、同月21日から、全市民に拡大した。
行政のほか、住民も自主パトロールを強化した。
だが、ボランティアの会社員や集団下校を見守る教職員からは
『正直、くたびれてきた…』
という声も上がっているという。
市総務課の飛田和雄・消防安全係長は
『事件直後、市民の間に高まった防犯意識や活動のレベルを維持するのは限界がある』
と防犯対策の難しさを指摘する。
05年12月に小学1年の女児が下校途中に連れ去られ、殺害される事件があった栃木県日光市(当時、今市市)では、事件後、ボタンを押すと警察署につながる緊急通報装置や防犯灯が地域に設置・増設された。
住民の自主防犯組織のメンバーは06年2月から、子供と一緒に通学したり、人気のない場所に立ったりする見守り活動を続けている。
地域全体で取り組もうと、メンバー約650人の半数以上は児童のいない世帯が占める。
PTA会長(44)は
『事件が相次ぐ現状では、子供から目を離すことはできない。犯人は捕まっていないが、事件が解決したとしても取り組みをやめることはない』
と話す。
不審者情報の共有など、各地で防犯対策は広がりつつあるが、子供たちを守る方策として有効に機能しているのだろうか--。
◆勝木容疑者、女性尾行し『お話がある…』
事件から数日しかたっていない9月末。
勝木容疑者と同じマンションに住むアルバイト女性(21)がエレベーターを降りると、目の前に若い男が立っていた。
会釈しても反応がなく、急ぎ足で自宅に向かうと無言で追いかけてきた。
慌てて自宅に駆け込み
『変な人につけられた』
と母親に伝えると、間もなくインターホンが鳴った。
男の声で自分の
"部屋番号"
を告げ
『娘さんにお話があるのですが』
と言う。
母親が
『何のお話でしょうか』
と聞き返すと、すぐに切れた。
この部屋に住んでいたのが勝木容疑者だった。
同じマンションに事務所があるという女性会社員(24)は
『エレベーターを降りようとすると、目の前に勝木容疑者が立っていることがよくあった。気持ちが悪かった』
と振り返る。
東金署捜査本部に寄せられた、勝木容疑者が事件前、現場周辺で女性に声をかけたり、後をつけたりしていたという情報が逮捕につながった。
地域の対策も限界か…
遺体で見つかった成田幸満(ゆきまろ)ちゃんの祖父で、東金中央クリニック院長(71)は
『近所で不審者情報はいろいろあったようだが、知らなかった』
と話し
『注意を喚起する意味で、情報はなるべく広く公開してほしかった』
と話す。
東金市教委は11月1日、2006年にスタートした不審者情報メールの送信対象を、小学生の子供がいる保護者から市内の保育園児の保護者に広げ、同月21日から、全市民に拡大した。
行政のほか、住民も自主パトロールを強化した。
だが、ボランティアの会社員や集団下校を見守る教職員からは
『正直、くたびれてきた…』
という声も上がっているという。
市総務課の飛田和雄・消防安全係長は
『事件直後、市民の間に高まった防犯意識や活動のレベルを維持するのは限界がある』
と防犯対策の難しさを指摘する。
05年12月に小学1年の女児が下校途中に連れ去られ、殺害される事件があった栃木県日光市(当時、今市市)では、事件後、ボタンを押すと警察署につながる緊急通報装置や防犯灯が地域に設置・増設された。
住民の自主防犯組織のメンバーは06年2月から、子供と一緒に通学したり、人気のない場所に立ったりする見守り活動を続けている。
地域全体で取り組もうと、メンバー約650人の半数以上は児童のいない世帯が占める。
PTA会長(44)は
『事件が相次ぐ現状では、子供から目を離すことはできない。犯人は捕まっていないが、事件が解決したとしても取り組みをやめることはない』
と話す。
