トレーラーにつぶされた日常 被害者、名古屋の事故語る | おじぃちゃんの事件簿

トレーラーにつぶされた日常 被害者、名古屋の事故語る

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※写真、トレーラーが横転し、つぶされて大破した乗用車=名古屋市港区大江町で2009年5月13日午後1時24分


『トレーラーにつぶされた日常 被害者、名古屋の事故語る』


斜め前の大型トレーラーが不自然に傾き始めた次の瞬間、大きな音が耳をつんざき、突然、頭の上から「圧縮」された――。


名古屋市港区でトレーラーが横転し、下敷きになった乗用車の母娘3人が死傷した事故で、助手席にいて大けがをした●●さん(39)が24日、同市南区の自宅で母と姉を失った事故の状況と思いを語った…。



「子どもの遠足があるのよ」

「どこ行くの」


…今月13日午前11時40分。



母娘3人は近所のスーパーで食材を買い、姉の■■さん(41)の青い乗用車で自宅に向かった。


母(64)は後部座席に。



車内はにぎやかだった。



家まであと5分-。





緩やかな下りのS字カーブで、●●さんはちらっと前方に目をやった。


右隣に大型トレーラーがいた。


次の瞬間、ガーンという大きな音が耳に響き、頭と腕、足が巨大なもので押しつぶされそうな圧力を感じた。









車内は静まりかえった…







小柄な●●さんの体は、運転席に背を向け、背中を丸める状態で、ペシャンコになった車のすき間にはまった。


首が回らない。

鼻がシートベルトで押さえつけられ、息苦しい。


声も出ない。



何より、母と姉の気配がしない。



数分後、人の声が聞こえた。





「どうやって助ける」


「コンテナをどけるしかないだろ」



ひしゃげた窓から消防隊員の手が伸び、左手の中指と人さし指にあたった。



でも、弱気が頭をもたげた。



苦しい、もうダメ……。




あきらめかけた時、長男(4)の姿が浮かんだ。




ここで死ねない――。



気持ちを奮い立たせた。




約1時間後。






コンテナが持ち上げられ、青空が見えた。



叫んだ。



「痛い、痛いです」



搬送先の病院で、母の死を告げられた。


姉の死は、その夜、病室で知った。



姉とは結婚後も、互いの家を行き来した。



母は姉の長女(11)の花嫁姿を見るのが願いだった…。




『姉の子どもも、しっかり面倒みたい。泣いているわけにはいかない』




19日に退院したが、いまも左半身の痛みがとれず、左の肩が動かない。



午前中は病院で治療を受けている。



事故のあと、少しの物音でもびくっとして、事故の光景が脳裏をよぎる。



夜になると無性に怖くなり、よく眠れず、一人でいると不安に襲われる。



退院したその日、横浜市で大型トレーラーが横転し、運転手が死亡した。



トレーラーの横転事故が続くことに…


「何のために母と姉は亡くなったのか。世の中が変わらないのでは困ります。トレーラーと乗用車が通る車線を分けるなど事故が起きないような対策をしっかりとってほしい」





ご冥福をお祈りします。





なぜ、事故は起きてしまったのでしょうか…


『<トレーラー横転>運送会社を捜索…無許可運行容疑 愛知』

5月19日14時14分配信


名古屋市港区でトレーラーが横転し母娘3人が死傷した事故で、愛知県警は19日午前、道路法違反(特殊車両の無許可運行)容疑で、トレーラーを所有する運送会社「××運送」本社(大津市)と名古屋営業所(名古屋市港区)の家宅捜索を始めた。


県警交通指導課によると、同社は事故を起こしたトレーラーが全長16メートルにもかかわらず、道路法で定めた許可を得ていなかった疑いがもたれている。


同法では、全長12メートルを超える車両は国など道路管理者の許可を必要としている。



事故は13日、同区大江町の県道で、重さ約24トンのコンテナを積んだトレーラーが横転。


隣を走っていた乗用車が下敷きになった。


港署は運転手、●●容疑者(60)を自動車運転過失致傷容疑で現行犯逮捕し、同致死傷容疑で送検した。


港署によると



『コンテナとトレーラーを接続する四つのフックのうち前側二つが外れていた』



同署は事故前から固定されていなかった可能性があるとみている。






(::´Д`){交通事故…被害者にも家族が、加害者にも家族がいることを忘れてはいけません。


安全運転を心掛けましょう。