「最後まで闘って欲しかった」 盧前大統領死去に関係者 | おじぃちゃんの事件簿

「最後まで闘って欲しかった」 盧前大統領死去に関係者

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疑惑の渦中にあった盧武鉉(ノ・ムヒョン)・前大統領の死…。


就任直後の輝きを忘れられない陶芸家、ともにアイガモの農法を広める活動をした農業者。


身近に接した人たちは突然の悲報に驚きと落胆を隠せなかった。


朝鮮半島にルーツを持つ薩摩焼の第14代沈寿官(ちん・じゅかん)さん(82)は…


『いつも「困ったことがあったら何でも言ってこい」と声をかけてくれた。人間味にあふれたすてきな方だった』


と振り返る。


03年の大統領就任式に招待されたのが思い出だ。


翌日、間近で会った大統領夫妻は…


『キラキラとやる気に満ちていて、それでいて素朴さの残る好青年』


との印象だった。


04年に鹿児島県指宿市で日韓首脳会談が行われた際、盧氏が同県日置市の工房を訪れ、工房内や庭などをじっくり見学。


作品を見て…

「美しい」

「素晴らしい」


と素直な驚きを見せ、プレゼントした透かし彫りの香炉をメガネのように透かして喜んでいたこともはっきりと覚えている。


沈さんは…


『疑惑を晴らすために最後まで闘って欲しかった。あまりに早い死で、惜しまれてならない』


水田で稲とアイガモを一緒に育てる農法をアジア各地に伝えている福岡県桂川町の古野さん(58)夫婦は3月末、技術や理念について講演するため、盧氏が暮らす村を訪問。


村にアイガモの農法を提案した盧氏とも会談した。


韓国では鳥インフルエンザの影響で昨年、アイガモ水稲同時作を中止する農家が相次いだが、この村では同年に導入。


盧氏になぜかと尋ねると…


『正しいと思ったからです』


と笑顔で語ったという。


コメと合わせてアイガモの肉も地域で売り出し、魚がいる昔のような水田に戻してほしいという古野さんの提案に…


『私も子どもの頃は田んぼに魚がいました♪』


と大きくうなずき…


『政治で国を変えられなかったが、これからは地域づくりで国を変えていきたい』


と話したという…。


古野さんは…


『悲報を聞きびっくりした。退任後、地元に戻り地域づくりに取り組んだことは、韓国の人たちに大きな影響を与えたのでは。思いは地域の人が受け継いでくれる』


と語った。




『<盧氏自殺>最期の様子 同行の警護官が証言…』


韓国メディアは23日、盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の死亡直前の様子などを、同行した警護官の証言などを使って報じた…。


報道によると、盧氏は同日午前5時20分(日本時間同)ごろ、通常使っているパソコンにハングルで

「遺書」

を打ち込んだ模様だ。


そして警護官1人を連れて、自宅裏の「コノハズク岩」に登った。


午前6時40分ごろ、岩の頂上に着いた後、盧氏は…


『あそこに人が歩いている』


などと言いながら山ろくを見下ろした。


警護官がその方向を見た瞬間、盧氏はがけを飛び降りたという。


がけの高さは約30メートルあった。


聯合ニュースは、パソコンに残され、警察が発表した遺書の内容を報じた。


明らかになった文章は次の通り…



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「あまりにも多くの人々からお世話になった。私のために、多の人が受けた苦痛はあまりにも大きい。これから受ける苦痛も計り知れない。余生も私にとって、荷物になるしかない。健康状態が良くないため、何もできない。本も読めず、字も書けない。あまりに悲しむな。生と死はすべて自然の一部ではないか? すまないと思うな。誰も恨むな。運命だ。火葬してくれ。そして家の近くにとても小さな碑石を一つ建てて、残してくれ。ずっと考えてきたことだ」

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


韓国法務省は声明を発表し、前大統領死亡により有力支持者から前大統領の家族や関係者が600万ドル(約5億7000万円)の資金を受け取ったとされる収賄事件の捜査を、終了することになるだろうとの立場を明らかにした。


韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領は23日午前、盧前大統領の死亡に対し「まったく信じられない。悲しく悲痛な出来事だ」との短いコメントを出して、哀悼の意を表明した。