S400
※写真、ロシアで9日行われた軍事パレード
『ロシア、軍事パレードで最新ミサイル初公開、米MDに対抗心』
第二次大戦の戦勝64周年を祝う軍事パレードが9日、モスクワ中心部の「赤の広場」など国内各地で行われた…。
最新型の地対空迎撃ミサイル
S400「トライアンフ」
が初披露され
『米国が東欧で進めるミサイル防衛(MD)計画への対抗姿勢』
を示したほか、戦闘機などの航空機も昨年の倍以上の約70機が参加
『軍事大国の復活』
を国内外に誇示した。
モスクワでのパレードで披露されたS400は、米パトリオット地対空ミサイルを上回る射程400キロの能力を持つとされる
『ロシア版MD』
兵器だ。
同ミサイルは、ステルス戦闘機や巡航ミサイルを迎撃する能力を持つ。
このほか、移動式大陸間弾道ミサイル
(ICBM)「トーポリ」
なども登場。
『ツポレフ95型戦略爆撃機』
などが首都上空を低空飛行した。
兵器の近代化を進めるロシア軍の姿勢を映し出している…。
プーチン首相とともにパレードを観閲したメドべージェフ大統領は演説で…
『今日でも軍事的な冒険を行う者がいる。われわれへの攻撃には相応の反撃が加えられるだろう!!』
と述べ、昨夏のグルジア侵攻を思い起こさせた…。
(::´Д`){ヒッ…
ロシア政府は昨年、将校の人数削減を柱とする軍改革を行うと表明したが、これに反対する幹部が抗議の辞任に踏み切るケースが続いている。
金融危機のさなかにもかかわらず大規模なパレードを行う背景には、軍内部の士気を高める思惑もありそうだ…。
(::´Д`){まあ、ブッシュ前政権の末期、米ロ関係は冷え込んだよね。
ロシア軍のグルジアへの侵攻…
米国が進めたポーランドとチェコへのミサイル防衛(MD)配備計画…
北大西洋条約機構(NATO)のさらなる東方拡大の動き…。
ロシアのプーチン大統領(当時)は07年のミュンヘン演説で米国の
『一極支配』
を強く批判、その行き着いた先が08年夏のロシアとグルジアとの軍事衝突だった…。
冷戦の再来か、と言われるほど米ロ関係は悪化したよね。
まあ、昨夏のグルジア侵攻の本質はミサイル防衛(MD)という声もあるよ。
まあ、アメリカは旧共産国だった東欧諸国をNATO(北大西洋条約機構)に加盟させ、関与を強めているんだよ。
そして、この地にミサイル防衛(MD)システムを構築しようとしているわけなのよ。
まあ、これにロシアは猛反発しちゃってるわけ。
アメリカ側のMDが完成しちゃうと、ロシアのミサイル攻撃、または(これを一番ロシアが懸念している)攻撃への反撃が無力化してしまうからね。
MD構築はロシアにとっては死活問題なんだよ。
噂によるとMD攻勢にさらされていたロシアが攻勢に出るためにあえてグルジア侵攻を行った…みたいなね。
まあ、昨夏のグルジア紛争は、ロシア軍の強さを世界に示したかに見えたけど。
実は、ロシア軍は、規律の乱れ、兵員不足、近代化の遅れなど、軍の足元は揺れているとか…。
インタファクス通信が参謀本部の徴兵担当者の話として伝えたところでは、徴兵に応じるのは兵役対象人口の17%に過ぎず、残る8割余りは学業の継続や健康状態などを理由に徴兵を回避しているとか…。
わいろを受け取って兵役を免除する徴兵部門の腐敗も後を絶たないらしく、必要な兵力が確保できてない。
兵力の中心を、徴兵した義務兵から志願してきた職業軍人に移す兵力の高度化を、ロシア軍は急いでいる。
政権は昨年、志願兵増加による「プロ化」が進むことを前提に徴兵期間を1年に短縮。
ところが、志願兵の数が想定通りには伸びず、徴兵しなければならない若者の数は約30万人へと倍増してしまった。
結果、徴兵忌避の動きがさらに強まった。
貴重な志願兵も、契約期間の3年を過ぎて再契約するのは15~20%。
志願兵を増やすには、国民平均より低い志願兵の給与を引き上げ、住宅や子どもの教育環境の整備など待遇改善が欠かせない。
だがしかし、その財源はない…。
原油高などを背景に、ここ3年ほどでロシアの国防予算は急増。
だがしかし、巨大な軍を兵器、兵員ともに維持するには追いついていない。
『ロシアの国防予算は米国の13分の1ほど』
ロシアは通常戦力では米国にかなわないことを自覚している。
重視するのは、ソ連時代の遺産である戦略核で米国と均衡することだ。
言い換えれば、通常戦力はできるだけ効率化したいのがロシアの本音で、軍改革もそれを前提に進められている。
改革を加速させたのは昨年8月のグルジア紛争だった。
ロシア軍は、数日でグルジア中部ゴリを一気に攻略。
「圧倒的な軍事力」
を見せた。
しかし実際は、グルジア軍が、ほとんど抵抗せずに敗走したためと言われている。
『この紛争は、ロシア軍の近代化がいかに遅れているかを逆に浮かび上がらせた』
と、軍事評論家のリトフキン氏は言う。
特に偵察・通信の装備が劣っていた。
本部との連絡手段に困った現場司令官が従軍記者の携帯電話を借りた、との逸話も伝えられる。
兵員不足で、法律では禁じられている義務兵の前線投入を余儀なくされた。
メドベージェフ政権は装備の充実を目指す一方、大幅な組織改革にも乗り出した。
現在113万人の兵力を12年までに…100万人に削減。
将校約20万人をリストラし、指揮系統や部隊の改編に着手する。
ただ、退役将校の補償のめどはない。
第2次世界大戦では大衆動員で国土を守った伝統から志願兵主体の軍隊への抵抗もある。
軍事評論家ゴリツ氏は…
『100年に一度の改革だが、軍改革はこれまですべて失敗している(笑)』
と言う。
そんな、揺れる足元を抱えながら、モスクワの赤の広場で9日、戦勝記念日の軍事パレードが華やかに催されたのであった…。
…つづく。
『ロシア、軍事パレードで最新ミサイル初公開、米MDに対抗心』
第二次大戦の戦勝64周年を祝う軍事パレードが9日、モスクワ中心部の「赤の広場」など国内各地で行われた…。
最新型の地対空迎撃ミサイル
S400「トライアンフ」
が初披露され
『米国が東欧で進めるミサイル防衛(MD)計画への対抗姿勢』
を示したほか、戦闘機などの航空機も昨年の倍以上の約70機が参加
『軍事大国の復活』
を国内外に誇示した。
モスクワでのパレードで披露されたS400は、米パトリオット地対空ミサイルを上回る射程400キロの能力を持つとされる
『ロシア版MD』
兵器だ。
同ミサイルは、ステルス戦闘機や巡航ミサイルを迎撃する能力を持つ。
このほか、移動式大陸間弾道ミサイル
(ICBM)「トーポリ」
なども登場。
『ツポレフ95型戦略爆撃機』
などが首都上空を低空飛行した。
兵器の近代化を進めるロシア軍の姿勢を映し出している…。
プーチン首相とともにパレードを観閲したメドべージェフ大統領は演説で…
『今日でも軍事的な冒険を行う者がいる。われわれへの攻撃には相応の反撃が加えられるだろう!!』
と述べ、昨夏のグルジア侵攻を思い起こさせた…。
(::´Д`){ヒッ…
ロシア政府は昨年、将校の人数削減を柱とする軍改革を行うと表明したが、これに反対する幹部が抗議の辞任に踏み切るケースが続いている。
金融危機のさなかにもかかわらず大規模なパレードを行う背景には、軍内部の士気を高める思惑もありそうだ…。
(::´Д`){まあ、ブッシュ前政権の末期、米ロ関係は冷え込んだよね。
ロシア軍のグルジアへの侵攻…
米国が進めたポーランドとチェコへのミサイル防衛(MD)配備計画…
北大西洋条約機構(NATO)のさらなる東方拡大の動き…。
ロシアのプーチン大統領(当時)は07年のミュンヘン演説で米国の
『一極支配』
を強く批判、その行き着いた先が08年夏のロシアとグルジアとの軍事衝突だった…。
冷戦の再来か、と言われるほど米ロ関係は悪化したよね。
まあ、昨夏のグルジア侵攻の本質はミサイル防衛(MD)という声もあるよ。
まあ、アメリカは旧共産国だった東欧諸国をNATO(北大西洋条約機構)に加盟させ、関与を強めているんだよ。
そして、この地にミサイル防衛(MD)システムを構築しようとしているわけなのよ。
まあ、これにロシアは猛反発しちゃってるわけ。
アメリカ側のMDが完成しちゃうと、ロシアのミサイル攻撃、または(これを一番ロシアが懸念している)攻撃への反撃が無力化してしまうからね。
MD構築はロシアにとっては死活問題なんだよ。
噂によるとMD攻勢にさらされていたロシアが攻勢に出るためにあえてグルジア侵攻を行った…みたいなね。
まあ、昨夏のグルジア紛争は、ロシア軍の強さを世界に示したかに見えたけど。
実は、ロシア軍は、規律の乱れ、兵員不足、近代化の遅れなど、軍の足元は揺れているとか…。
インタファクス通信が参謀本部の徴兵担当者の話として伝えたところでは、徴兵に応じるのは兵役対象人口の17%に過ぎず、残る8割余りは学業の継続や健康状態などを理由に徴兵を回避しているとか…。
わいろを受け取って兵役を免除する徴兵部門の腐敗も後を絶たないらしく、必要な兵力が確保できてない。
兵力の中心を、徴兵した義務兵から志願してきた職業軍人に移す兵力の高度化を、ロシア軍は急いでいる。
政権は昨年、志願兵増加による「プロ化」が進むことを前提に徴兵期間を1年に短縮。
ところが、志願兵の数が想定通りには伸びず、徴兵しなければならない若者の数は約30万人へと倍増してしまった。
結果、徴兵忌避の動きがさらに強まった。
貴重な志願兵も、契約期間の3年を過ぎて再契約するのは15~20%。
志願兵を増やすには、国民平均より低い志願兵の給与を引き上げ、住宅や子どもの教育環境の整備など待遇改善が欠かせない。
だがしかし、その財源はない…。
原油高などを背景に、ここ3年ほどでロシアの国防予算は急増。
だがしかし、巨大な軍を兵器、兵員ともに維持するには追いついていない。
『ロシアの国防予算は米国の13分の1ほど』
ロシアは通常戦力では米国にかなわないことを自覚している。
重視するのは、ソ連時代の遺産である戦略核で米国と均衡することだ。
言い換えれば、通常戦力はできるだけ効率化したいのがロシアの本音で、軍改革もそれを前提に進められている。
改革を加速させたのは昨年8月のグルジア紛争だった。
ロシア軍は、数日でグルジア中部ゴリを一気に攻略。
「圧倒的な軍事力」
を見せた。
しかし実際は、グルジア軍が、ほとんど抵抗せずに敗走したためと言われている。
『この紛争は、ロシア軍の近代化がいかに遅れているかを逆に浮かび上がらせた』
と、軍事評論家のリトフキン氏は言う。
特に偵察・通信の装備が劣っていた。
本部との連絡手段に困った現場司令官が従軍記者の携帯電話を借りた、との逸話も伝えられる。
兵員不足で、法律では禁じられている義務兵の前線投入を余儀なくされた。
メドベージェフ政権は装備の充実を目指す一方、大幅な組織改革にも乗り出した。
現在113万人の兵力を12年までに…100万人に削減。
将校約20万人をリストラし、指揮系統や部隊の改編に着手する。
ただ、退役将校の補償のめどはない。
第2次世界大戦では大衆動員で国土を守った伝統から志願兵主体の軍隊への抵抗もある。
軍事評論家ゴリツ氏は…
『100年に一度の改革だが、軍改革はこれまですべて失敗している(笑)』
と言う。
そんな、揺れる足元を抱えながら、モスクワの赤の広場で9日、戦勝記念日の軍事パレードが華やかに催されたのであった…。
…つづく。
