自殺者…1月は2645人…いのち守る動き広がる | おじぃちゃんの事件簿

自殺者…1月は2645人…いのち守る動き広がる

警察庁は5日、1月に全国で自殺した人は2645人だったと発表した。


経済環境の悪化で自殺者数が増える恐れがあることから、これまで年1回発表していた自殺者数を初めて月別の数を公表した。


一方、企業の決算期にあたる今月は、経営難を理由にした自殺が増える恐れもあることから、パトロールを強化したり、支援窓口を検索できるホームページを開設したりするなど、いのちを守る動きが広がっている。


同庁によると、自殺者のうち男性が1894人。


都道府県別では東京都が255人と最も多く、次いで大阪府159人▽埼玉県155人▽神奈川、愛知県138人だった。


国内の自殺者は1998年以来10年連続で3万人超を記録。


98年は、前年に金融不安が広がり、決算期の3月に自殺者が急増。


今年も経済環境が悪化していることから、関係者は危機感を募らせている。


◆福井・東尋坊のNPO、4か月で志願の19人保護◆

自殺が多いことで知られる福井県坂井市の東尋坊では、自殺対策に取り組むNPO法人「心に響く文集・編集局」(茂幸雄代表)が、昨年11月以降の4か月間で19人の自殺志願者を保護した。


例年は年間20~30人で、茂代表は

「信じられないハイペース。元派遣社員などこれまであまり見なかった若者が増えている」

と話す。


昨秋に保護した20歳代の元派遣社員の男性は期限前に契約解除され、保護時の所持金はわずか数百円。


茂代表はボランティアら80人体制でパトロールを強化しており

「1人でも多く救いたいが、ボランティアではその後のフォローに限界」

と行政に支援を訴える。



 ◆山梨・青木ヶ原樹海、声かけボランティア養成も◆


山梨県の青木ヶ原樹海でも、地元自治体やタクシー協会などが、声かけボランティアを養成する講座を開催したり、樹海の入り口に防犯カメラの設置を進めたりしている。


NPO法人「ライフリンク」(東京都)も昨年12月、インターネット上に、悩みの内容ごとに、適切な支援団体や行政窓口を検索できる「ライフリンクデータベース」を開設。


清水康之代表は


「自殺者の7割が事前に何らかの相談機関に相談したとのデータがあり、対策を講じれば必ず防げる」


と力を込めて話している。


自殺対策支援センターライフリンク

http://www.lifelink.or.jp/

(データベースはこのサイトから)


東京いのちの電話

(03・3264・4343)


全国の連絡先は、日本いのちの電話連盟

http://www.find-j.jp/


で紹介している。