国産くず米が高騰 事故米ショック、海外産離れ進む… | おじぃちゃんの事件簿

国産くず米が高騰 事故米ショック、海外産離れ進む…

焼酎や米菓、みそなどの原料に使われる国産のくず米が値上がりしている--。


昨秋からの事故米騒動で、風評被害を心配したメーカーが輸入米からの切り替えを進めたのが大きな原因。


主食用に回るくず米が増えていることも背景にあり、業界からは


『この不景気では価格に転嫁もできない』


と悲鳴も聞こえる。


輸入米やくず米は、主食用より安いため加工品の原料に多く使われる。


昨年9月、農薬やカビ毒に汚染された事故米が食用に不正転用されていたことが発覚。


大半は輸入のミニマム・アクセス(MA)米が占めていた。


農林水産省の調べでは、くず米の取扱業者からメーカーへの08年12月の平均販売価格は、

焼酎用が1トン13万4千円、

米菓用とみそ用は14万円。


事故米問題が発覚する直前の同8月に比べ、

焼酎用が1万3千円(11%)、

米菓用とみそ用が8千円(6%)上がった。


08年産が出回る9月の価格は下がるとみられたが、需要が増えて値上がりして高値が続く。


加工業者の全国団体は、事故米騒動で国産米に原料を替えるメーカーが増えたのが高騰の原因とみる。


九州のある焼酎メーカーは、こうじ用に使っていた輸入インディカ米を国産に替えた。


『輸入はダメで、国産なら100%安全と言えるかわからないが、騒動の後、輸入米を使う勇気はなかった』

という。


加工用米の量は限られており、国産を増やしたい多くのメーカーはくず米の確保に向かった。


主食用に回るくず米が増えたことを指摘する声もある。


肥料などが高騰した08年産は、主食用米の流通価格が前年より60キロあたり千円程度高くなった。


このため外食業者を中心に、くず米の中から粒の大きい米を再選別して主食用に取り出す

『中米(ちゅうまい)』

の需要も高まった。


民間の市場調査会社、米穀データバンクは


『食材費を抑えて値ごろ感を出したい業者は、米にかかる費用を増やしたくない。低価格米を求められた卸業者が中米を出すようになっている』

という。


全国味噌(みそ)工業協同組合連合会の榎本光正専務は


『大豆の値上がりで各メーカーは昨春、18年ぶりに価格を上げたばかり。また上げるわけにもいかず、頭を抱えている。国産に替えたくても替えられないところも多い』


と話した。





(::´Д`){加工品の原料米、まあ、主に使われるのは

(1)農家が生産調整
(減反)で主食用の代わりにつくる加工用米

(2)93年のウルグアイ・ラウンド合意で輸入することになったMA米

(3)粒が小さいか、欠けていて主食用の規格に合わないくず米。



まあ、農林水産省によると、ここ数年の年間流通量は、加工用米が十数万トン、MA米が20万~三十数万トン。

くず米は二十数万トンと推計しているよ。