勝木容疑者『帰りなさいと言ったのに…』に疑問の声 | おじぃちゃんの事件簿

勝木容疑者『帰りなさいと言ったのに…』に疑問の声

千葉県東金市の保育園児成田幸満(ゆきまろ)ちゃん(当時5歳)の死体遺棄事件で、逮捕された無職勝木(かつき) 諒(りょう)容疑者(21)と幸満ちゃんの事件直前の行動が謎のままだ。



勝木容疑者は図書館によく足を運び、当日は近くのショッピングセンターにいたことが確認されている。


いずれも幸満ちゃんが一人で行き慣れた場所で、2人が鉢合わせした可能性もある。


しかし、警戒心が強い幸満ちゃんの性格を知る地元の母親らは、勝木容疑者の

「何度か会った」


『帰りなさいと言ったのについてきた』


との供述には懐疑的だ。



幸満ちゃんは9月21日の事件当日、午前9時から約40分間、母多恵子さん(38)が勤務する「東金中央クリニック」周辺で、祖母(68)と一緒に地域の清掃活動に参加。


終了後、住民からもらったお菓子を手に、約400メートルほど西側にある同じ年中組の園児宅に向かった。


しかし、園児の姉が通う小学校は運動会で、家族は全員外出。


幸満ちゃんは病院に引き返したが、間もなく、事件に巻き込まれた。


病院での最後の目撃は午前11時10分頃。


幸満ちゃんは、多恵子さんと午後4時頃からゲームセンターに行く約束をしていたが、多恵子さんは夜勤明けで、約束の時間まで一人で遊びに出かけた可能性がある。


幸満ちゃんは自立心が強く、日頃から近くの図書館やショッピングセンター(SC)など慣れた場所には一人で出かけた。


図書館では、一人でやって来て月に5冊以上借りる幸満ちゃんを記憶する職員もいる。


一方、勝木容疑者は今年8月以降、勤務先を無断欠勤し、近くの図書館に日参する生活だったという。


逮捕前の取材にも


『毎日図書館に行っている。当日は午前9時から午後3時頃までいた』


などと説明。


午前11時頃には、SCの防犯カメラが勝木容疑者をとらえており、SCや図書館、周辺の路上で2人が言葉を交わすなどした可能性がある。



勝木容疑者は調べに


「その日、何度か会った」

「『帰りなさい』と言ったのについてきた」


「気づいたら(幸満ちゃんが)玄関にいた。気づいたらぐったりしていた」

などと供述。


幸満ちゃんとは当日初めて会ったと話しているという。


しかし、供述内容と、幸満ちゃんの性格とのギャップを指摘する声は多い。


事件当日、幸満ちゃんが訪ねた園児宅の母親は


「何かをする前に『これでいいの?』と確認する。何が危ないのかをきちんと分かっている、と感心したほど」


と語る。


多恵子さんも


「慣れれば何でもやりますが、知らないことをするのが苦手。犬もなでようとしません。自分が最初にやるのは怖いので、まず私にやらせてから、という子」


と説明。

2人とも


「知らない人について行くなんてありえない」


と口をそろえる。


事件は、子供たちの安全も絡んで住民の関心が高く、捜査幹部は


「慎重に調べを進めたい」

としている。