緒形拳さん急死!! | おじぃちゃんの事件簿

緒形拳さん急死!!

映画「砂の器」「復讐するは我にあり」、ドラマ「必殺仕掛人」などで活躍した俳優の『緒形拳』(おがた・けん=本名・緒形明伸)さんが5日夜、急死していたことが6日、分かった。

71歳だった。

死因などは不明。


数年前からがんを患っていたとの情報もある。


58年に新国劇入りし、故辰巳柳太郎さんに師事。

重厚な演技で65年NHK大河ドラマ「太閤記」で秀吉役に抜てきされて以降、多くの映画、ドラマに出演。


ドラマの最新作も放送開始直前の悲報だった。




緒形拳さんは、最期まで演技への執念を燃やし続けた。


終末医療に取り組む老医師を演じ、9日からフジテレビ系で放送される連続ドラマ

『風のガーデン』

が遺作となった。



人間の生と死をテーマにしたこの作品は、9月28日にすべての収録が終わったばかり。


緒形さんの息子役で共演した『中井貴一』さんは、ラストシーンを


『僕も精根尽き果てる感じでふらふらでしたが、緒形さんも立ち上がれないほどだった』


と振り返っていた。


その2日後、東京都内で開かれた『風のガーデン』の記者会見に緒形さんは出席。


撮影の疲れもあってか、声にいつもの張りがなかった。


作品について問われると


『いや応なく人って老いていくわけで、それで病になるわけで、そしていや応なく死が訪れるわけで…』


と答える場面もあった。


それでも冗談を交えて会場を沸かせる気配りを示し

『(春ごろから)玄米菜食に変えたんですが(白米の)すしだけは困ったなと思うんです』


と、健康に配慮する様子も見せていた。




緒形拳、東京都出身。

1958年、辰巳柳太郎さんが主宰する「新国劇」に入団。

65年にNHK大河ドラマ「太閤記」で主役の豊臣秀吉役に抜擢され、一躍人気スターとなった。

翌66年の大河ドラマ「源義経」でも弁慶を演じ、評判となった。

68年に新国劇を退団後は映画やドラマで活躍。


テレビでは69年の「風林火山」、72年の「必殺仕掛人」などで人気を不動のものにした。


映画では、74年の野村芳太郎監督「砂の器」で、主人公に殺される元巡査を好演。


83年には今村昌平監督がカンヌ国際映画祭グランプリを受けた「楢山節考」で母親を山中に捨てに行く息子を演じ、日本アカデミー賞主演男優賞などを受賞した。