事故米転用 『現場の判断』『社長の指示』 言い分対立  | おじぃちゃんの事件簿

事故米転用 『現場の判断』『社長の指示』 言い分対立 

『食の安全』がまた脅かされた--。


中毒事件を起こした中国製冷凍ギョーザに混入していた農薬成分『メタミドホス』や発がん性の高い『カビ毒』で汚れていたコメの食材への転用問題。


本社側が

『現場の判断だ』


というのに対し


『社長の指示だった。良心の呵責(か・しゃく)があった』


と工場側。



言い分は真っ向から食い違っている…。




5日夕、大阪市北区の『三笠フーズ』本社事務所前。


報道陣の前に現れた『財務担当社員』は、事故米の焼酎用原料への混入を認め


『納品する原料が不足したときの数量調整のために使った』


と釈明した。



しかし、こうした転用については


『あくまでも現場の判断。社長は指示をしていないと言っている』


と繰り返した。



これに対し、今春まで九州工場所長だった同社の宮崎雄三・営業課長は



『非食用とは知っていたが、社長と話し合って転用を決めた。基本的に社長の指示で、業務だと思ってやってしまった』



と強調。


本社側の説明と食い違いを見せた。



財務担当社員によると、『農水省』から調査依頼があったのは8月28日。



まもなく現場の九州工場(福岡県筑前町)に調査が入った。



同省から

『事故米の転用を確認した』


と連絡が入ったのは今月4日だった。


九州工場では『工業用のり』と『焼酎の糀(こうじ)』の加工をしているが、本来は『工業用のり』の原料である事故米を「焼酎用原料に混入」していたという。


事故米の安全性については、『カビ』などを除去したうえで、サンプルを日本穀物検定協会など外部の検査機関へ出し、基準を下回っていることを確認しており


『問題ないと判断した』

と釈明。



『メタミドホス』が入った事故米は『工業用のり』にしか使っておらず食用には転用していないと説明した。



また財務担当社員は


「社長は営業課長に事情を聴き、『そんなことやってはだめだ』と言ったと聞いている」「現場のことは所長任せだった」



と話し、個人の責任を強調した。






これに対し、宮崎課長は


『転用について社長と話し合った際、自分も含めて反対意見は出なかった』

と説明。


『メタミドホスは外部の検査で基準値を下回っていると確認し、カビも米を磨いたり製粉したりして除去しており、100%ではないが、最低限の安全性は確保できていると思っていた』


と打ち明けた。



販売先は「鹿児島県などの酒造メーカー」だとされるが、同社は農水省に購入や販売ルートに関する資料を任意で提出しているため詳細はわからないという。


ただ、把握している卸先の九州の焼酎メーカー1、2社に限って自主回収を始めたとしながらも、店頭の焼酎の回収については

『メーカーが判断することだ』

との構えだ。



同社は6日、社長が記者会見を開くという。



信用調査会社によると、三笠フーズは77年の設立。


資本金は1千万円で、07年4月期の売り上げは約18億円。






(::´Д`) { やれやれだよ