ランマル/茨城県
『かさむ費用、心身疲労』
ペットの犬の介護で飼い主の負担が重くなっている。
医療の発達や食環境の向上で、飼い犬の高齢化が進んでいるためだ。
ペットフード工業会の調査によると、飼い犬の約半数が七歳以上の中高齢犬。
寝たきりや認知症になる犬もおり、介護の肉体的・精神的疲労からペットの安楽死を動物病院に求めるケースもあるという。
水戸市内の動物病院院長(43)は
「介護の見通しを立てて、ペットを飼う必要がある」
と話している。
一般的には、犬の七歳は人間でいうと四十四歳くらいに相当するといわれる。
東海村の池●さんが飼う雑種犬『ランマル』は、現在十七歳。
高齢化が進み、昨年十月からは庭をよろよろと歩く以外、ベッドで過ごす日々が続いている。
池田さんは、床ずれがひどくならないよう一日七、八回ランマルの体位を変える。
トイレは力むと尻もちをつくので、腰を支えてやる。
「一日つきっきり。“一人”にはできない」
床ずれの治療に月四回、動物病院に連れていく。一回『一万二千円』の診療費がかかるほか、おむつなどの雑費がかさむが、お金のことは計算しないようにしている。
「苦労という苦労はない。どこにも行けないというのはあるけど、ランマルは家族の一員だから」
と話す。
水戸市内の五十代の女性は、ご近所トラブルから、ペットの安楽死を動物病院に申し出た。
十六歳の小型犬が認知症となり、深夜に意味もなくほえ続けた。
近所から
「うるさい」
「小さい子どもが起きてしまう」
などの苦情が舞い込み、女性は
「これ以上は飼い切れない」
と獣医師に訴えた。
国内でペットフードを製造または販売する企業六十六社で構成されるペットフード工業会が昨年、全国の『約四千二百世帯』に行ったインターネット調査によると、飼育されている雑種犬の六割と純血犬の約四割が七歳以上の中高齢犬だった。
犬の高齢化が進んでいる理由について、県獣医師会は
☆フィラリアなど感染症の予防が広がった
☆室内飼いが増えた
☆年齢や病気に応じたドッグフードが普及し、体への負担が少なくなった
-などと説明している。
高齢化に伴い死因も変化し、がんや心臓病など生活習慣病による死因が増えたという。
十人の獣医師を抱える水戸市内の動物病院院長(43)は
「介護には時間もお金もかかる。ペットブームでペットを飼う人も増えているが、最期まで面倒を見ていけるかが重要」
と話した。
※写真、飼い犬の介護をする池●さん
■毎年 保健所で『殺処分』される犬猫の数は40万~60万頭と言われています。
殺処分とは、炭酸ガス(二酸化炭素)を用いたガス室で、『窒息死』させることです。
殺処分は安楽死ではありません!!
30分以上、もがき苦しみながら、絶命するのです。
中には絶命できず、生きたまま焼却される子達もいるそうです。

