「安心して暮らせる社会に」 | おじぃちゃんの事件簿

「安心して暮らせる社会に」

広島小1女児殺害事件から2年--ー


「凶悪犯罪には厳罰を」-。


木下あいりちゃんの父親で自衛官の建一さん(40)は、産経新聞の取材に応じ


「生きているかぎり性犯罪がいかに悪質かを訴え、幼い子供が安心して暮らせる社会にしなければならない」


との思いを語った。



建一さんはこの2年間を


「長いようで、短かった」

と振り返るとともに


「遺影の中のあいりは変わらない。あいりの弟が成長しているのに、あいりはまったく成長せず時間が止まったようで…。本当だったら子供の成長が楽しみなはずなのに」



と苦しい胸の内を明かした。


10月下旬ごろにはあいりちゃんの夢を見たといい


「遊んでいるあいりを助けようとしても、体に触れることができずに泣いている自分がいた。現実であいりを助けられなかったことに苦しみ、悩む気持ちが影響したのかもしれない」


と話した。


殺人や強制わいせつ致死などの罪に問われ、1審では無期懲役判決を受けたペルー人、ホセ・マヌエル・トレス・ヤギ被告(35)に対しては


「親として、死刑でなければ私の手で殺そうと思っているぐらいだ」


と憎しみを吐露した。


その一方、性犯罪の被害者らから被告の極刑を求める8000人以上の署名が寄せられたことに触れ、広島高裁で今月8日から始まった控訴審で


「ほかの人の気持ちも代弁するつもりで、裁判に臨むようになった」


と心境を語った。



控訴審でも被害者遺族として意見陳述する考えを示し


「あいりと同じような性的被害に遭った人たちのためにも、性犯罪が悪質だということを訴えていきたい」


と話すとともに


「この裁判が終われば私の訴えが終わるわけではなく、生きているかぎり続けていく。この裁判は最初の一歩」


と強調した。



また、あいりちゃんの事件後も、幼い子供を狙った凶悪な犯罪が全国で後を絶たないことに関しては


「自分勝手な理由で、抵抗する術を知らない子供を殺害するのは絶対に許せない」


と語気を強め


「凶悪犯罪を抑止するには厳罰化で臨む必要がある」


と話した。