「わしも後から行くからな」 | おじぃちゃんの事件簿

「わしも後から行くからな」

家庭内暴力を繰り返す長男(32)を絞殺したとして、殺人の罪に問われた大阪市東住吉区の無職男性(74)に対する判決が21日、大阪地裁であった。


杉田宗久裁判長は


「実の子を殺害した重大犯罪だが、激しい暴力から妻を守ろうとした経緯には同情すべき点もある」

と述べ、懲役3年執行猶予5年(求刑懲役6年)を言い渡した。


判決によると、被告は4月、長男と自宅で口論になり、背後から腕で首を絞めて殺した。


長男は20歳ごろから定職につかず、母や被告に金を無心してはパチンコなどにつぎ込んだ。


約3年前、就職を勧める母をけり倒し、その後も胸の骨を折るなど殴るけるの暴力を度々振るった。

被告は警察署にも相談したが、明確な助言をもらえず絶望。


「わしも後から行くからな」


と言いながら首を絞めた。


判決後、被告は号泣して


「ありがとうございます」


と頭を下げ、裁判長は黙ってうなずいた。