ジャズ ボーカリスト
ジャズボーカリストの石野見幸(いしの・みゆき)さんが8日午後3時、がん性腹膜炎のため神戸市中央区の病院で死去、35歳。
兵庫県出身。葬儀・告別式は10日午後0時半から兵庫県姫路市野里952の9、クレリ野里ホールで。
喪主は母順子(じゅんこ)さん。
がん宣告後の昨年12月、ディナーショーに出演。
その後もベッドの上でメロディーを紡ぎ続けた。今年7月の大阪市内でのステージが最後となった。
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『ライヴを延期にしなくてはいけなくなり本当にごめんね』
石野見幸
07年10月 10日 13時41分
皆さん、石野見幸です。
10月17日のライヴを延期にしなくてはいけなくなり本当にごめんね。それなのにみんなあたたかいお言葉くださってありがとうございます。
皆さんに逢いたかったです。またきっとチャンスがやって来てくれるって信じています。
楽しみにして下さった方々、ありがとう。いつの日か実現できるよう頑張ります。
みんな、愛しています。
そして愛してくれてありがとう。
石野見幸
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『本当に本当にお久しぶりです!』
石野見幸
07年09月 2日 23時19分
石野見幸です。
随分書き込めなくて何から話せば良いかわからないっ。
先ずは7月16日大阪ブルーノートへお越し頂いた方々へ、心から感謝申しあげます。
皆さんの強く温かな励ましを頂け夢を叶えられました。
ありがとう、いっぱいいっぱいありがとうございました。
またお越し頂けなかった方々も勇気が湧いてくるメールで私を支えてくださってありがとうございました。
私の忘れられない1日を下さったみんなにありがとう。
そして8月26日関東地方で放送された番組を拝見頂きメッセージを下さった皆さんありがとう。
私はブルーノートが終わってからずっと体調が悪くて今は入院しております。
あの日番組をご覧下さった方々からのメッセージ、そのお一人お一人にまた力を頂きました。
病気で苦しみや痛みを抱えてる方や心におもりを抱えて生きている方、たくさんの方から頑張ってと言って励ましをもらいました。
ありがとう、ありがとう。
一人じゃ乗り越えられない事も二人なら歩き出せるかもしれません。
私は皆さんの心のもう一人となりたい。こんなに励ましをもらってばかりじゃなんだかねぇ。
みんなひとりじゃないって事皆さんが教えてくださったんだぁ。
もう抗がん剤治療をやめようかと思い悩み答えが出せずにいた日曜にみんなから届いたメッセージを読んで、新しい薬にトライしようと決めたよ。
で、月曜日に抗がん剤点滴しました。
凄い副作用で今日もまだ続いてますが、みんながいてくれるから大丈夫と思ってます。
明日、ラジオ頑張ってくるね!きっとみんながパワーをくれちゃうから行けると信じています。
頑張ります。
もっともっとみんなを愛したいから
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『心配するな、泣くな、ミィー、安心してどーんと生きろ』
石野見幸
07年05月 5日 00時57分
みなさんご無沙汰して申し訳ございませんでした。
あれから治療を続けながら過ごしておりました。
毎日どんどん落ち込んで、朝から眠りに着くまで涙がとまらず、とにかく死ぬのが怖くて怖くて、明日が見えない不安で深い深い穴にストーンと堕ちてしまったみたいにあがいてもあがいても這い上がれず前を向く事も出来ずにいました。
そんなとき4月25日父が突然脳卒中で亡くなったのです。
私を世界で一番愛してくれた人がいなくなっちゃった。
死ぬのが怖いと泣いてすがりつく私に
『大丈夫や、お前をひとりで逝かせたりしない、お父ちゃんが一緒に逝ったる。
心配するな、泣くな、ミィー、安心してどーんと生きろ』
と抱きしめてくれた私の愛するととう(私は父をこう呼ぶ)。
周りの人には
『俺が先に逝ってあいつが迷わないようにしたるんや』
と言っていたそうです。
ととうは順番を守ってくれたのかも知れません。
ととうは人を愛する事の素晴らしさや人を区別や差別せず愛しあう事の大切さを態度で教えてくれた。
私は世界で一番素敵なととうとおかたん(私は母をこう呼ぶ)の子供に生んでくれた事を誇りに思いました。
悲しみには終わりがないようにも思い絶望しま
した。
骨になったととうは私に生きるエネルギーをくれました。
まだ温かい父の力強い骨を拾い上げながら私はもう一度ステージに立とう、いや立たなければいけないと身体の奥深いところが震えたったのです。
この悲しみから私はたちあがり、同じように病気を抱えて震えている人や、大切な人を亡くし立ちすくむ方々や様々な悲しみと闘う人々と抱きしめあいたいという気持になりました。
そしてお断りしようと思っていたブルーノート大阪のステージに立つ事を決めたのです。
今の私のからだには肝臓から小腸へ入った管が、腕から心臓へ栄養点滴のチューブが入っています。
お腹が自由になりません。
だけど今、私に出来る事を出来るだけやらせていただけるならという気持ちで頑張って歌います。
人は誰も今日で終わるかも知れない命のはかなさを抱えて生きています。
今日生きている事の大切さを私は知っています。どうか皆さんお見守りください。
石野見幸は精一杯生きます。
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■人間は 悲しみから 目を背けることで 幸福 だと感じているだけかも知れない。
この世界は 悲しみに溢れていると思う。
