東京モーターショー「NISSAN GT―R」カルロス・ゴーン自ら運転し登場
東京モーターショーが24日、報道陣に公開された。
40回の節目を迎えた今回は、ゼネラル・モーターズ(GM)など米ビッグスリーのトップがそろって欠席、発信力が陰りつつあるようにも見える。
北京や上海など中国のショーに注目が集まるなか、「世界5大ショー」の座を維持しようと、主催の日本自動車工業会は「カイゼン」に乗り出した。
●魅力アップへ規制緩和、ビッグ3欠席、最も多くの報道陣を集めたのは、日産自動車のブース。
お目当ては、5年ぶりの復活となるスポーツカー「NISSAN GT―R」だ。
カルロス・ゴーン社長が自ら運転して登場し
「これが日産の情熱です」
とあいさつ。「技術の日産」復活をアピールした。
展示車のエンジン始動が認められたのは、今回が初めてだ。
日本自動車工業会はこれまで禁止していたが、展示企業から「欧米並みの魅力ある展示を」との要望が多く寄せられ、今回から報道公開日に限って認めた。
「規制緩和」の背景には、モーターショーの地盤沈下への危機感がある。
同ショーは国際自動車工業連合会から「5大ショー」のお墨付きを得ている。
しかし、今回、外国メーカーでトップが訪れたのは、独ダイムラーのツェッチェ取締役会長や独フォルクスワーゲンのピエヒ監査役会長など、日本市場での「勝ち組」である欧州勢ばかり。
米大手のGM、フォード、クライスラーのトップは姿を見せなかった。
「ビッグスリーのトップがだれもこないなんて、聞いたことがない」
との声が漏れる。
出展企業数は2年前の前回より2社増えたものの、英アストンマーチンや伊フィアットといった「常連」の有名ブランドが出展を見送った。
アジア勢を見渡しても、出展したのは韓国の現代自動車(ヒュンダイ)だけ。
昨年の米デトロイトショーに初出展した吉利汽車(中国)など、低価格車で脚光を浴びる新興国企業の姿は見えなかった。
「世界の見本市」というショー本来の理念は、少しずつ失われている。
ある外国メーカーは
「売れない日本より、有望な中国にお金をかけようという時代の流れだ」
と解説する。
国内の新車市場は27カ月連続の前年割れという底なしの不振にあえぎ、輸入車販売も横ばいが続く。
一方、日本を抜いて世界第2位の市場規模に躍り出た中国でのモーターショーは、年々盛り上がっていく。
今年4月に開かれた上海ショーにはGMのリック・ワゴナー会長が訪れて、新型車を披露し、ダイハツ工業も初めてブースを出した。
富士重工業の森郁夫社長は11月の広州ショーを初めて訪れる予定。国内メーカーの中国シフトも進んでいる。
●電気自動車やハイブリッド優勢
ただ、東京は今も5大ショーの中で最も多い集客数を誇る。
欧州の自動車メーカー幹部は
「日本の消費者による厳しい目は重要」
と話し、日本市場は今後も無視できない存在だと強調する。
世界が注目するのは、環境や安全などの最新技術だ。
自工会関係者も
「東京ショーが無視できない存在になるとすれば、環境技術と安全技術のアピールの場としてだ」
(幹部)と話す。
こうした空気を感じ取り、富士重工の森社長は開発中の電気自動車について
「2010年をめどに国内市場に投入する」
と強調。
三菱自動車の益子修社長も
「電気自動車は10年に国内投入する予定だったが、前倒しが可能になった」
と述べ、09年に1台200~250万円で国内発売する青写真を掲げた。
トヨタ自動車も、レクサスブランドの高級ハイブリッドSUV(スポーツ用多目的車)「LF―Xh」をお披露目。家庭用電源から充電できるプラグイン・ハイブリッド車のコンセプトカー「Hi―CT」も展示した。
ホンダの福井威夫社長も
「今より買い求めやすいハイブリッド専用車を09年に発売する」
と強調した。
今年の東京モーターショーは、各メーカーが環境にどれだけ配慮しているかを競う場になった感もある。
海外勢も負けてはいない。
クライスラーやフォルクスワーゲンなどもハイブリッド車の開発・投入を表明。
日本発の環境技術であるハイブリッドへの関心の高さには「隔世の感がある」(トヨタの渡辺捷昭社長)と、驚きの声が出る。
自工会の岡雅夫・モーターショー室長は
「東京は技術をPRする場、中国のショーは販売主体と、うまく使い分けてもらいたい」
と話し、躍進する中国との共存を期待する。
■車はやっぱり三菱見てから。
なんてな。
では、また明日。
40回の節目を迎えた今回は、ゼネラル・モーターズ(GM)など米ビッグスリーのトップがそろって欠席、発信力が陰りつつあるようにも見える。
北京や上海など中国のショーに注目が集まるなか、「世界5大ショー」の座を維持しようと、主催の日本自動車工業会は「カイゼン」に乗り出した。
●魅力アップへ規制緩和、ビッグ3欠席、最も多くの報道陣を集めたのは、日産自動車のブース。
お目当ては、5年ぶりの復活となるスポーツカー「NISSAN GT―R」だ。
カルロス・ゴーン社長が自ら運転して登場し
「これが日産の情熱です」
とあいさつ。「技術の日産」復活をアピールした。
展示車のエンジン始動が認められたのは、今回が初めてだ。
日本自動車工業会はこれまで禁止していたが、展示企業から「欧米並みの魅力ある展示を」との要望が多く寄せられ、今回から報道公開日に限って認めた。
「規制緩和」の背景には、モーターショーの地盤沈下への危機感がある。
同ショーは国際自動車工業連合会から「5大ショー」のお墨付きを得ている。
しかし、今回、外国メーカーでトップが訪れたのは、独ダイムラーのツェッチェ取締役会長や独フォルクスワーゲンのピエヒ監査役会長など、日本市場での「勝ち組」である欧州勢ばかり。
米大手のGM、フォード、クライスラーのトップは姿を見せなかった。
「ビッグスリーのトップがだれもこないなんて、聞いたことがない」
との声が漏れる。
出展企業数は2年前の前回より2社増えたものの、英アストンマーチンや伊フィアットといった「常連」の有名ブランドが出展を見送った。
アジア勢を見渡しても、出展したのは韓国の現代自動車(ヒュンダイ)だけ。
昨年の米デトロイトショーに初出展した吉利汽車(中国)など、低価格車で脚光を浴びる新興国企業の姿は見えなかった。
「世界の見本市」というショー本来の理念は、少しずつ失われている。
ある外国メーカーは
「売れない日本より、有望な中国にお金をかけようという時代の流れだ」
と解説する。
国内の新車市場は27カ月連続の前年割れという底なしの不振にあえぎ、輸入車販売も横ばいが続く。
一方、日本を抜いて世界第2位の市場規模に躍り出た中国でのモーターショーは、年々盛り上がっていく。
今年4月に開かれた上海ショーにはGMのリック・ワゴナー会長が訪れて、新型車を披露し、ダイハツ工業も初めてブースを出した。
富士重工業の森郁夫社長は11月の広州ショーを初めて訪れる予定。国内メーカーの中国シフトも進んでいる。
●電気自動車やハイブリッド優勢
ただ、東京は今も5大ショーの中で最も多い集客数を誇る。
欧州の自動車メーカー幹部は
「日本の消費者による厳しい目は重要」
と話し、日本市場は今後も無視できない存在だと強調する。
世界が注目するのは、環境や安全などの最新技術だ。
自工会関係者も
「東京ショーが無視できない存在になるとすれば、環境技術と安全技術のアピールの場としてだ」
(幹部)と話す。
こうした空気を感じ取り、富士重工の森社長は開発中の電気自動車について
「2010年をめどに国内市場に投入する」
と強調。
三菱自動車の益子修社長も
「電気自動車は10年に国内投入する予定だったが、前倒しが可能になった」
と述べ、09年に1台200~250万円で国内発売する青写真を掲げた。
トヨタ自動車も、レクサスブランドの高級ハイブリッドSUV(スポーツ用多目的車)「LF―Xh」をお披露目。家庭用電源から充電できるプラグイン・ハイブリッド車のコンセプトカー「Hi―CT」も展示した。
ホンダの福井威夫社長も
「今より買い求めやすいハイブリッド専用車を09年に発売する」
と強調した。
今年の東京モーターショーは、各メーカーが環境にどれだけ配慮しているかを競う場になった感もある。
海外勢も負けてはいない。
クライスラーやフォルクスワーゲンなどもハイブリッド車の開発・投入を表明。
日本発の環境技術であるハイブリッドへの関心の高さには「隔世の感がある」(トヨタの渡辺捷昭社長)と、驚きの声が出る。
自工会の岡雅夫・モーターショー室長は
「東京は技術をPRする場、中国のショーは販売主体と、うまく使い分けてもらいたい」
と話し、躍進する中国との共存を期待する。
■車はやっぱり三菱見てから。
なんてな。
では、また明日。
