店を持たせるだとか、マンションを買ってやるだとか、そんなことが当然のこととして成立する(らしい)界隈にあって、LPのプレゼントだとか、幼いというか可愛らしいというか、身の程知らずというか、思えばよく付き合ってくれたものです。

 

たぶん同郷ということもあったのでしょう。夜の街とは言っても、もちろんこれは、先日のようなミニキャバレーでもなく、年季の入ったママがアルバイトの子に睨みをきかせているようなスナックでもなく、銀座8丁目にあるようなクラブでのことです。

 

景気が良かったのですね。30年間成長もせず、GDPが4位に転落しそうな今となっては、まさにバブル、夢のような時代でした。上司に会社の金でよく連れて行ってもらいました。とても私のようなごくごく普通のサラリーマンが、自腹で通えるようなところではありません。成功者の社交場。そのことは後々になってよく分かりました。何も知らなかったからこそ、なのかも知れません。私にもビギナーズラックがあったということです。

 

 

もう源氏名は忘れてしまいましたが、五嶋さん、元気でやっておられるでしょうか。私よりもふたつ上でしたから、あの綺麗な令子さんも、今ではけっこうなお歳なのですね。どうぞお達者で。

 

 

たしか、マービン・ゲイをプレゼントしたような。これはそのお返しだったような。

 

 

 

しばたはつみ の代表曲、マイラグジュアリーナイトが入っているベスト盤でしたが、

 

 

この歌がいち番好き

 

 

でしたよね。

 

 

 

 

 

 

 翳り  //  しばたはつみ