⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️は最高評価です。

 

 

著者独特の暗くて不思議な味わいを持つ短編集。

14の物語から構成されています。

 

前半の I see nobody on the road 、月夜の輪舞 、人魚と提琴 、FROGGY 、が特に良かったです。後半は著者の世界観に慣れて来たためなのかどうかは良く分かりませんが、前半程ではなかったような気がします。ただ、今あげた4つの物語がとても良かったので星5つにしました。

 

余談というわけではありませんが、表紙の生首人形は人形作家・林美登利さんの作品を、写真家・田中流さんが撮影したもので、橋本環奈をイメージしたに違いないと勝手に想像しています。この本の表紙に相応しい美少女の生首人形、この気味の悪さも購入ポイントのひとつになりそうです。