ザ・ハンズインポケッツ@柏616 | LostNumbers ライブレポート!

ザ・ハンズインポケッツ@柏616

岡山のライブジャンキーこと、トキと申します。
自称・LostNumbers岡山代表。
月2回程度のペースで関東にやってくるクレイジーな生き物。


2011年02月06日

ザ・ハンズインポケッツ@柏616

『ハイキックスの宇宙小戦争15』


★SetList

01.イントロ
02.さらば愛しき日々
03.夜に風穴をあけろ
04.SONG
05.なんでもいい
06.Shining Moment
07.Rain Walker


真っ暗な中、さして広くない柏616のステージ上、
照明がまるで切れかけた蛍光灯のようについては消える。
ファンにはお馴染みの登場SEが流れる。

『こちら666号車から本部へ。こちら666号車から本部へ』
『逃走中の被疑者を発見しました』
『金髪と長髪の各一名、双子が一組の計四人組』
『彼らはザ・ハンズインポケッツと名乗り、希望を失った市民の心を奪いながら89号線を北上』
『現在はライブハウスに立てこもり、自由を要求しています』
『繰り返します、犯行グループの名は…』

『ザ・ハンズインポケッツだ』


観客からの手拍子が自然と沸き起こり、颯爽とメンバー登場。
先日髪を切って以来、男ぶりの上がった黒縁眼鏡のDr.タケシさん。
まさかのダブルブッキングで、ハーフマラソンを走り終えたばかりのBa.もっちゃん。
本日は毛皮のコートに軍帽という、相変わらずオシャレな格好のGt.ケンさん。
次々とあがる歓声の中、最後にVo.フジタ氏が登場。
左の頬には黒い狂犬のマーク。
モニターに上がり、柵に足をかけてマイクを構える。

「レジスタンス、声を聞かせてよ。オーイェー!!」

「オーイェー」と言われたら、「オーイェー」で返すのは暗黙のルール。
最初は戸惑ったけれど、最近では割と即座に反応できるようになってきた。
習うより慣れろ。


イントロの曲は、多分去年の秋頃からやり始めたと思う。
SONGの出だしと似ているので、最初はSONGの一部かと思っていたのだけれど、
以前に質問したところ、まったく別の曲であるとの事。
ハンズインの曲に共通する、葛藤する人間を鼓舞するような歌。


『さらば愛しき日々』

まだ音源化されていない曲。
「光る光る星を見ていた 思うほど強くは なれなくて」というフレーズから始まる。
こちらは前曲と比べると、
昔を追想するような、けれど前に進もうとするような歌。


『夜に風穴をあけろ』

大体の場合、
「パンクロックは無敵だ! 夜に風穴をあけろ!!」
というフジタ氏の煽りから始まる曲。
個人的にハンズインを代表する曲だと思っている。
「諦めちまうくらいなら 死んじまう方がマシなんだ」
という歌詞が特に好き。

ハンズインの曲に込められたメッセージは、
立ち止まった人間、動きたくても動けない人間の
背中を押す(もしくは蹴飛ばす)ようなものが多い。
とても不器用な優しさがある。
けれど、ハンズインのステージングは決して優しくはない。
乱暴で挑発的で不敵。

「ガッカリさせないでよ、柏。オーイェー!!」


『SONG』

「星が見えない夜も 迷わずまっすぐ歩けるように 今君に歌うよ 伝えたい心の歌」

初めてハンズインのステージを見た時は、少し怖かった。
格好良くて、爽快感もあったけれど、
同時に荒っぽくて、刺々しくて、近付きがたい印象があった。

ハンズインの曲は、単純に優しいだけではなく、
いつも彼らが全力で戦っているのが分かるからこそ、
それを見ている自分自身はどうなのかを考えさせられる。


この日、ハーフマラソンを完走したとは思えないくらい、もっちゃんがよく動いていた。
走り終わった時には膝下の感覚が無くて、
足が自分のものじゃないみたいだったそうだけれど、
21キロ走ってても、人間というのはここまで動けるものなんだなと感心した。


「俺達は正義の味方じゃない。目的の為なら多少の嘘も吐くし、卑怯な手も使う」

「俺達はテロリストだ。人間の心に革命を起こす」


『なんでもいい』

初めて聴いた時は面白い歌だと思ったけれど、
何度も聴くうちに、自分の中にも確かに、
「なんでもいいから何かやりたい」って気持ちがある事に気付かされた。


「今日は一日しかない。楽しみたいなら今からでも遅くないよ」


『Shining Moment』

「君の愛する事を教えてよ 輝きはもう戻らなくても
言えなかった言葉を伝えたい それだけは本当の事」

ハンズインの曲の中で、暫定1位で一番好きな曲。
どの辺りが、と聞かれると言葉に困るけれど。
人間、人生に何かひとつ愛する事があれば、その為だけに頑張れる。
という考え方が好きなんだと思う。


「降り止まない雨なら、土砂降りの中を行こう! 『Rain Walker』!!」

『Rain Walker』

去年の年末辺りからやっている、一番新しい曲。
向かい風や逆境の中でも、敢えて不敵に笑って前へ進む。
そんなイメージの歌。


「2011年12月、不可能をひとつ殺す」

「俺達がザ・ハンズインポケッツ」

「パンクロックで日本一になるバンドだ」


このレポートを書くに当たって、
改めて、自分がハンズインの何処が好きなのか考えてみた。
激しい曲、歌詞、メンバーのキャラクター、挑戦する心、色々あるけれど、
要するに自分の中で「見ていて面白い」ところが好きらしい。
あと、音楽的な部分で裏切らないところ。

2011年12月、ZEPP TOKYO or 新木場STUDIO COASTのSOLD OUTについては、
無茶だし無謀だし無鉄砲だと思うけれど、決して不可能だとは思ってない。
できなくて当たり前なんだから、それはつまり、できたら凄いって事。
そんな凄い事に、ちょっとでも関われるんだから、今の状況は非常に面白い。
ザ・ハンズインポケッツは全力で何か面白い事をやらかしてくれる。
自分達も、それを全力で楽しまないと損だと思う。

次回は2月16日の下北沢SHELTERに参戦予定。
もし見かけても石を投げないで下さい。


以上。