朝ご飯が済むと、看護師さんがやってきて透析に降りて下さいという指示。
また3時間あれに繋がれるのかと思うと少しうんざりしたが、こんどはどこまで楽になれるのだろうか、と変な期待を持って下の透析室に向かう。
その前にトイレ。
途中にトイレに行きたくなってしまって針の射し直しなんてことは嫌だから。 腎不全という病気は尿が出なくなるらしいが、今のところなんとか出ているようだ。せめて尿だけはまだ出て欲しいという願望はあったので、それを確かめたくて溜まってもいないのにトイレに行っていたから、あまりでるわけはなかったが、まあよしだろう。
体重計に乗り、昨日より2㌔減っているのを確認してから、奥から2番目のベッドに仰向けになる。
3時間じっと堪えるのはいいが、足に針を射すのが正直怖い。
36歳にもなってそんなことが怖いのなんて、可笑しいと笑われかもしれないが、怖いものは怖い。昨日は麻酔なしで打たれたが、今日は局所麻酔を打つ、いや、打ってくれるらしい。
これには正直有り難かったが、痛がっていると悟られのが恥ずかしかったし、痛いのに強がっているのを悟られるのも恥ずかしいと思わえるほど、滑稽なくらいちっぽけなプライドの持ち主である。
はぁ。
という気のない返事しか出来ない自分も情けない。 ここは開き直ってはっきりと痛いのでお願いします。と言った方が良かったかな。などと、考えていたが、そんなことを考える自分は小物臭いな。なんていう取り留めなく続くネガティブな思考の螺旋をさ迷っていたら、主治医の先生がやってきた。