どうせ入院するなら、病院は新しい方が良い。

古い病院だと、トイレは病室の外だし、夜には何か出そうな気もするし。

それだけで、気がめいりそうだ。



その点、入院した病院は最近出来たばかり。

設備も最新式だ。


トイレは、病室内にあり、尿の量を計測できる装置も付いている。

ま、自分で尿を取る手間は必要なのだが・・・。



テレビは液晶、冷蔵庫も備え付け。でも、もちろん有料だけど。


ベッドは介護用なので、リモコンで背もたれや、足の高さが調整できる。

お腹が痛かった私には、大変便利な機能だった。


ただ、このベッドすっごく固くて、1日寝ただけでお尻、とくに尾てい骨が痛くなった。

これでは、お腹を切る前にお尻が切れそうだ。

次の日から、家からクッションを持ってきてもらい、オシリにあてていた。



私が入ったのは個室だった。

個室しか空いてなかったのだ。


でも、個室の中でも一番安い部屋。

それでも差額ベッド代は取られるけど、6000円だというので割とお得な感じ。

それくらいなら保険も入ってるから、なんとかなる。

てなわけで、最初の1週間は個室ですごした。



個室だと、誰に気兼ねもなく、夜テレビを見たり、トイレに行ったりできた。

夫も気兼ねなく、病室ですごすことができた。

夫は、たまに仕事の書類などを持ってきて、病室で読んだりしていた。

そう、部屋にいてくれるだけで、いいのだ。

1人は心細いから。



犬の散歩をするとき、この病院の前を通る。

時間を決めて散歩をすれば、私が犬の姿を見れるだろう。

明日の朝、8時に窓から外を見ているようにと、夫が提案。


次の日の朝、窓から下を見ると夫が手を振っているのが見えた。

そして、小さくて茶色い塊が、夫のそばをウロチョロしている。

うちの犬は、ミニチュアダックスフンドなので、

知らなければ、それとは分からないほど小さくしか見えない。


それでも、なんだかとても嬉しくて、涙が出そうになった。