昨日の晩、1時半頃に帰宅した。

車を降り、玄関前まで行くと、いつも右端においてあるゴールドクレストの鉢が、

玄関ドアの前の左側に移動していた。


「あれ、植木が動いてる!」 驚いて私が言うと

「本当だ。ガスやさんでも来たんじゃないの?」

夫の言葉に、そうかもしれないと思いつつ鍵をあけた。

すると、玄関の小窓が開いている。

出かける前には確かに閉めたはず、泊まりで出かけたので戸締りは確認したのだ。

「あ、 窓が開いてる。お母さん来たのかな?」

「あれ? 網戸が破けてる! や、やられたかもしれない!」


夫と2人で顔を見合わせ、すぐに部屋の中を確認した。

が、何も変わっていない。

荒らされた形跡もないし、取られた物もない。

・・・・2階は?

夫を先頭に、私は何故かクイックルワイパーを片手に、恐る恐る階段を上る。

何も変わっていない。

綺麗な夫の部屋と、散らかった私の部屋。いつもどおりだ。

窓も破られてないし、取られたものもないようだ。


もう一度、破られた小窓を見てみると、窓が壊されていた。

ところが、全開しない窓なのであきらめて、逃げたようだ。

と推測した。

迷ったが、とりあえず警察に報告した方がいいのでは?

と110番に連絡を入れた。

すると、すぐに警察の人達が4人もやってきた。


事情を聞いてくれて、破られた窓や周りの様子も確認してくれた。

窓の外には、軍手の後が付いていたそうで、窓は何かでこじ開けられた跡が付いていた。

最近は、変な入り口、つまり玄関とか掃きだし窓ではなく

小さな窓などから侵入する手口が増えているらしい。


普段なら、犬がいるので玄関の窓なら必ず吠えたはず。

警察がいる間も、ずーっと吠えていたくらいだから。

でも、警察いわく、普段吠える犬でも泥棒には吠えない場合があるという。

やはり、怖くて萎縮してしまうらしいのだ。

こんな体のでかい人間だって、いきなり知らない人が侵入してきたら

怖いですからね。と1人の警官が自分の大きな体を指して言っていた。


たぶん昼間から雨戸がしまっていたのを見ていたのだろう。

ゴールデンウィーク、留守を狙って入ろうとしたとしか思えない。

本当は、もう一泊して次の日に帰ってくるはずだった。

だけど、実家へ行くと何故か具合が悪くなる夫が、またもや具合が悪くなり

喘息が起きてしまった。薬を持っていなかったため、治すには実家を離れるしか

方法がなく、もう寝巻きに着替えて、布団に入っていたのに、

急きょ戻ってきたのだ。

これで、もしもう一泊していたら、もしかしたらもう一度来てたかもしれない。

不幸中の幸い。

夜中に帰ってくるのは、大変だったけど、帰ってきてよかった。


警察が帰ったのが、3時半頃。

それから布団に入ったがなかなか眠れず

空がうっすらと明るくなり始めてからやっと眠りについた。


泥棒が入ろうとしていたことを考えると、とても怖くて、気持ち悪い。

もっとセキュリティを強化しなければ。

近所の人にもお知らせして、頼まなければ。

今度旅行に行くときはどうしよう。

いろいろなことを考えているうちに腹が立ってきた。

なんで、泥棒のせいで、こんなことでいろいろと心労を追わなければならないのか

とても理不尽なものを感じて、ムカついてきた。


もし、これが実際に入られていたり、例えば、殺人事件だったりしたら

いったい、どれだけ落ち込み、どれだけ怒りが生まれるか、

想像がつかないほど。

江戸時代にはあだ討ちの制度というのがあったが、

あれは人間の感情として「あり」だと思う。