入院してから4日目、ずっと絶飲食が続いている。


栄養剤が日に4回、さらに抗生剤が日に2回も点滴される。

つまり、朝も昼も夜も点滴しっぱなしなのだ。

もちろん寝ているときも。



熱は初日に9度まで上がったが、

その後は8度から7度代で落ち着いている。


昨日あたりから、高熱が出なくなったので

テレビを見たり、雑誌を読んだりできるようになった。



痛みはあるものの、初日に鎮痛剤を点滴してもらったほどではない。

痛いかと聞かれれば、痛いが、我慢できないほどではない。

少し元気になってくると、何で入院しているのかわからなくなってくる。



盲腸の炎症がひどく、そのせいでお腹に膿が広がっている。

中がぐっちゃぐっちゃになってるから、すぐに手術はできない。

そう言われてから、もう4日もたっている。


私の予想では、木曜日つまり今日あたりに手術できるのではないか?

と期待していた。



主治医の先生は、毎日私のお腹を押しては

苦味をつぶしたような顔をして

「固いなー、カチンコチンだなー。」と言い続けている。

つまり、固い部分に膿がたまっているようなのだ。



今日も、渋い顔をしながらお腹を押す。

いつから痛かったんだっけ? え?先週の火曜日ぃ~??

と首をかしげて、さらにお腹をグイグイ押す。



そういえば、2月の半ばにお腹の風邪を引いた。

吐いたり、下痢したりして、ちょっと熱が出たのだ。

内科で抗生物質を処方してもらい、直ったのだ。

それから、なんとなくお腹の調子はイマイチだった。



その事を先生に伝えると、えーそんな前から~?

とまたもや苦い顔をして、私のお腹を押す。


まだまだダメだな。もう少し、抗生剤でたたくから。

もちろん切るよ。でも、まだ先だね。

そう言いながら、行ってしまった。



今日は木曜日。週末に手術するのは考えにくい

ってことは、来週の手術になるってことだ。

あー、なんてこと。

手術もせずにすでに1週間も入院しているなんて。



それにしても、盲腸の始まりが2月半ばの風邪だったとすると

1ヶ月弱、盲腸を暖めていた事になる。

そりゃ、炎症も広がるわけだ。

そのせいで、手術もできない。



近所の内科の先生を恨むわけではないが、

あのときインフルエンザの検査をしてくれたのに、

どうして、お腹も押したりしてくれなかったのか。


もうあの内科へはぜったいに行かない。