「UOBプラザにうんまい四川麻婆豆腐が食べられる店があるからいってみよう!」
辛いもの好きの知人の一声で、ラジコンで遊んでいた仲間も引き連れ、夜の街へ繰り出した。
最近知人らがハマっているTAMIYAのラジコン。
オイルを入れて走らせる、本格的なラジコンのレーシングカーだ。
童心に返った大人たちは、子供のころには手の届かなかったソレにウン万円もつぎ込み、いわゆる『大人買い』を楽しんでいた。
私はラジコンって子供の遊びだと思っていたけれど、お年玉でやっと購入できるか、できないかくらいの高級品だってことを、TAMIYAに行って初めて知った。
レーシングカー自体は最低でも3万円~4万円する。それに色々カスタムを加えると、有に10万円はする高級おもちゃとなるのだ。
それを、大人チルドレンたちはものの5分でクラッシュさせ、破壊。。
遊び方が子供の頃より確実に過激になっているせいだろう。。。
子供の頃は、無茶して故障しても滅多に買い換えることができなかったが、大人になった今、無茶して故障して、修理ができなければ即、新しいものを購入できる余裕があるからだろう。
半端じゃない走行やクラッシュ、ジャンプをし、『大人の遊び方』でラジコンを満喫する知人たちを見て、つくずく思ったこと。
「余裕って、大事。」(どっかの貸金屋のCMで聞いたようなフレーズだ・笑)
さてさて、本題の中華の話。
UOB(大華銀行)プラザの周辺は、昼間はオフィス街、夜になると地元では人気のデートスポットとなる。
大華銀行らしく、中国っぽいつくりの入り口。
こちらではよく見かける竹??ライトアップされるとなんだかオッサレ~!
このビルの60階に店を構える『四川豆花飯荘』というお店。
オススメは『花椒(ホワジャオ)』たっぷりの辛い四川麻婆豆腐とのこと。
日本人にはあまり馴染みのないスパイスの『花椒』は、山椒をさらにピリリとさせたような味で香りも豊か。
私が麻婆豆腐を作るときも、これを入れないと味がしまらない気がするので、常備しているお気に入りスパイスなのだ。
おんぼろ携帯の写真じゃ、シンガポールのすばらしい夜景をこれっぽっちも伝えられないね…。画像悪イッス。。
お洒落な店内に入るなり、知人が「カメラ持ってきた?」なんて珍しいことを聞いてきた。
「携帯の写真機能しかないや。」
私が「???」顔をしていると、チャイナ服のようなものをまとったお兄さんが
「えっ?!なんてお湯の注ぎ方をしているの?!」
「彼は中国茶芸師といって、中国政府公認の資格を持った、この仕事の専門家なのです。」
いきなり日本語で説明をして下さった従業員の方は、この店の支配人らしき日本人だった。
そういえば、メニューもすべて日本語表記がされていた。日本にも店舗を構えている店なのかもしれない。
彼の説明は続く。
「この中国茶芸師の資格取得には、知識と技能の試験があり、初級茶芸師である5級から、高級茶芸師である1級までに分かれているのですが、ここで働いている茶芸師は、三年以上修行を積んだ高級茶芸師(1級)しかいないんですよ。ちなみに、この先の細長いやかんは彼らの体に合うように、すべてオーダー品なんです。」
ほー!あの先から勢いよく湯を注ぐだけではなく、色々と体の角度を変えながら『芸』も魅せてくれる茶芸師という専門職があるということをはじめて知った。
知人が「カメラ持ってきた?」と聞いてきたのはこのことか(笑)と、携帯のカメラ機能でばっちり激写しておいた。
さきほど、茶芸師の方から注いでいただいた湯入りの中国茶。飲み頃になるまで少々放置。。
「乾杯タイガー!タイガー!イェイ!!」
最初はお決まり、タイガービア。
この右っかわのピーナッツ、ビールとよく合うんだわ(笑)
卑しいほどに、皆が自分のピーナッツを食べつくす。
アパタイザーに、前菜三種盛をチョイス。
右から、豚肉のにんにくソースかけ?、高野豆腐のような干した豆腐とカシューナッツの炒め物、エビのヨーグルトソース和え
私的に、エビのヨーグルトソース和えは『杏仁豆腐』のような味がして苦手だった。
ほかの二品が少しピリ辛なため、お口直しの意味があるっぽいのだけどね。辛いものが苦手な知人の一人が「うまい~」とたいらげていた。
お次は皆が大好きな『スーラータンスープ』の、ふかひれ入り。
これはめちゃウマ!辛い物好きの私がびっくりするくらい胡椒が効いていて、皆で「舌がしびれる~」なんて言いながら即完食。酢をお好みで加えても美味。添えつけにゆでもやしがあったのは、辛味を緩和させるためだったのね。
お次は見るからに美味しそうなスペアリブ!
お肉の中までちゃんと味が染みていて、「うま~っ!」とうなりながらたいらげた。
骨の部分に近い肉がナイフとフォークでは切り辛く、カンカン、キーキーと食器をこするような嫌な音を立ててしまった。一応ちゃんとしたレストランなのに、はしたなかったかな…?
なんて思いつつ、横目で知人らを見ると、ナイフとフォークじゃ骨の近くの一番旨い肉まで食べられないことを察したのか、皆手掴みで骨周りの肉を食していた(笑)
私が「え?!」ってな顔をすると、「いーのいーの、チャイニーズなんてこうやって食べるのが当たり前なんだから。んで、食べた後の骨なんかそこらへんにポイしちゃうんだからさ。」
そりゃホーカーズでだけでしょと思いつつも、もっとカジュアルなアメリカンのお店だったら手掴みしていたな…と思った。
そういえば、四川中華なのにスペアリブがメニューにあるってことが、何だか不思議である。
韓国料理と言ったらマッコリ、中華と言ったら、、、紹興酒でしょ!!
と、ススメられ、初めて冷たい紹興酒を飲んでみた。
以前紹興酒を飲んだときは暖かいものだったので、臭いがきつく酔いが回るのも早くて苦手だった。
しかしロックで飲む紹興酒は思ったよりあっさりとしていて、かすかに感じる甘みが、中華料理の辛さを緩和してくれるようでスイスイと体に入っていった。
奥のほうでは、久しぶりに頂く鳥の丸焼きが
人数が多かったため、一羽丸ごとオーダーした北京ダック。
あのぱりぱりの皮以外も調理してもらえるのだけど、あまりにもパサパサで美味しくない。。
勿体無いなだけど、今回は皮のみ頂くことにした。
ブレちゃいました・・・。
従業員三人がかりでせっせと巻いてくれた北京ダック。
期待して頂いたのだが、せっかくのパリパリな皮に肉がつきすぎていて、もはや別の料理となっていた。。。
「あの料理人、皮を切るの下手じゃね?!」
ブルジョア育ちの知人らは、せっかく巻いてもらった春巻き生地を開き、中の北京ダックの皮と肉をこそけだした。
「なんだよ、ホントに肉ばっかついてるじゃん。一番美味しい状態で食べないと、北京ダック料理じゃなくなっちゃうからね。」
春巻き三個~四個を開いて皮だけこそげたものを、1つの春巻きにして食べだした。
「そうだよ、これだよ。」
お前も肉つきの北京ダックなんか食べちゃだめだ!と、私の分の春巻きも作ってくれた知人。
さっきまで20~25個はあった春巻きが、北京ダックの肉をそいだら10個くらいになってしまった。
「って言うか、そもそも一羽の北京ダックからこんなにたくさんの春巻きが作れることがおかしいんだよな。」
ごもっともなのだけど、皮からこそげた肉の残骸ったら、はっきりいっていいもんじゃなかった。
なので是非、今度からはもう少し丁寧に北京ダックの皮を切り落としていただきたいものである。
そんなこんな、途中から食にはしってしまったので、肝心の麻婆豆腐の写真を撮り忘れてしまった。
ラー油や花椒たっっぷりだっだソレは、辛いもの好きの私でさえ、次の日のトイレ事情にひびいたほど(汚)。
唐辛子の辛さと胡椒のような辛さって別物なのだなと痛感した出来事だった。
やっぱり中華は大勢でいろんな種類の料理を頼んでいただくのが楽しいね。
ちなみに、これらにチャーハン小と、あんかけそば小を頼んでも、ちゃんこ洋より安かったそうだ。
紹興酒もボトルで入れたってのに、不思議だね~話しながら帰宅。
この日は人数が多かったので、リムジンタクシーを往復使用した。
ベンツのワゴンで片道S$45、チップも渡したので、往復でS$100かかったそうだ。
一見、「高い!」と思うが、普通のタクシーを二台使用すると思うと合計S$80近くになるのであまり変わらないのだ。
約1400円ほどの差額(乗車人数が6人いれば、一人当たり200円ちょっとしか変わらない)ならば、綺麗なリムジンタクシーを使用したほうが気持ちが良いにきまってる。
人数が多いときには一度、お試しあれ。













