色々あって、私が憂鬱入っていたこの土日。

昼間からパチンコに行っていた父がフィーバーしたらしく、

「今日の夕飯は外で食べないか」

なんて、一年に一度言うか言わないかのセリフを私達に言った。


「家族忘年会がしたいわね~!」


両親の機嫌が良いときに、そんな和やかな話題も出ていたのでそれも兼ねての夕飯になりそうだった。


…のだが、どうも調子の優れない私。
嘘の明るさや笑顔を作る元気もなかったので、父からの年に一度あるかないかの提案を蹴り、部屋で1日寝ていた。

ここのところ、薬の副作用らしいのだが過眠症に陥っていて、1日15時間くらい眠れてしまう。

当然生活は不規則になり、両親も良い顔をするわけがないので、毎日のように母の嫌味が炸裂する。


今日の夕食の時間、母が私を呼びに来た時に私は返事をしたらしいのだが自身は記憶ゼロ。

一時間近くしてから目覚め、リビングに顔を出すと両親共々苦い顔をして私を責めはじめた。


「食う気がないのなら返事をするな」

「なんで返事をしたくせに出てこないの?家族団欒が嫌なわけ?」


両親には『薬』とか、『副作用』という理屈が通用しないのだ。

私は悪気など全くないのにこの言われよう。どう説明しても私には弁解の余地はなかった。


暗い雰囲気の中、とりあえず食卓につくと、すべて通販番組で購入したレトルト食品だった。

あれだけ健康オタクだった母は、今では通販番組オタクと変化してしまったのだ。

これは私と父にも責任があるのかもしれないが、母は食べてくれる相手がいないとこれといった料理をしなくなってしまっていた。


なんだか、温かいようでとても寂しい家庭だな…


色々な事情で父も母には頭があがらない。しかしそれを良いとも思っていないが、そうせざるを得ない。

家族の中で気を遣うことが嫌という母。

家族だから言える話、頼れることもあるのだが、それを嫌味っぽく、恩着せがましく言うのも母。

悪気はないのだが、こちらからすると気を遣わずにはいられない存在が母だ。


また、無駄な話をすると黙りこくり、眉間に深~いシワを寄せる父に気を遣うのは私と母。

結局気を遣ってばかりの家族なのだ。


本音は厳禁、優しく、オブラートに包んで話せ。

親しい中にも気遣いあり。
親の顔色を伺え。


実家でのルールみたいなものだが、今日の私にはそれをすることができなかった。


言いたいことを少しだけ言った。

「今日話すべきことか?今日はお開きだ。」

「そんなことを言うためにお前は部屋から出てきたのか?」


父が大きなため息を何度も溢しながら寝室へ行ってしまった。

母も私も納得がいかなかったが、ここは明日も朝が早い一家の稼ぎ頭の言うことを素直に聞くことにした。
無論、父だって納得がいっているはずがないのだから。


誰が悪いなんて言ったらきりがない。
自分が悪いと思って抱えこめばよいだけ。


あ~あ、定年間際の親父、お母さんにまた悪いことしちゃったなぁ。
やっぱり実家にいるとうまくいかない。


こういうときは意を決して家を出るべきなのかな?前の仕事があるし。

何年か、親と決別することは、私にとっても良いことなのかな。


こんなご時世でも、本当は親孝行しなきゃいけない歳、自分の生活を固めなきゃいけない歳なのに、こんな娘でごめんね。

おとーさん、おかーさん、本当にごめんね。。


面と向かって素直になれない娘を許して下さい。

ちょっと悲しい週末でした。